金魚の餌(エサ)の種類・特性を知って使い分けよう!

金魚のエサ

金魚の飼育で一番楽しいと感じる人も多い餌やりですが、金魚の餌といってもいろいろな種類があります。例えば動物性の餌、植物性の餌、活餌など他にはフレーク状の餌、粒状の餌などいろいろな状態の形もありいろいろな使用方法があります。いろいろな餌の違いや使い方を少し紹介させていただきます。

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人工餌の形状の違いによる特徴

まずは、人工餌の形状の違いから、紹介していきます。ペット屋さんで購入できるものがほとんどで、金魚の人工餌は各メーカーが力を入れて力を入れて研究していますので基本的にこれだけで飼育しても問題はありません。自分好みの餌の形状を見つけてください。

金魚先生
金魚屋さんでも取り扱う咲光シリーズは定番だね!

フレーク状の餌(エサ)

フレーク状の餌というのは薄い色紙のような水面に浮くタイプ浮上性の餌のことです。この餌を使用するメリットは水面に浮いている時間が長い為、食べ残しがでにくく水を汚しにくいことです。熱帯魚などでもよくあるタイプの餌でアクアリウムが趣味の方は必ず知っているのではないでしょうか?なかなか沈まない為、低床を汚しにくいというメリットもあります。(ただし、フレークの粉のように細かいと逆に水を汚す可能性はあります)

初心者にも扱い安いで餌ですが、デメリットとしては金魚に与える量を見た目で判断したい場合、目分量ではわかりにくいということです。このタイプの餌を与える場合は食べきる時間などを目安にした方がいいのではないでしょうか。

また、フレーク状の餌を与え続けると金魚が餌は水面にあるものという認識をし、常に水面でパクパクする癖がつく場合がります。こうなってしまうと酸欠のサインなどを見逃すことになってしまったり、空気を一緒に吸い込み続けることによる弊害も出てくるようで転覆病や消化器の疾患などを誘発する可能性も高くなります。(研究の上、エア食いという危険性を提唱する専門家もいれば、特に問題ないという飼育者もいます)

メーカーなどはそういった弊害については記していませんが、ほかの餌との併用のほうがいいのかも知れませんね。フレーク状の餌を水中に沈めるのであればピンセットなどで水中に沈めて吸水させて放せばよいのでそういった与え方でも良いでしょう。

金魚先生
ジェックスの金魚元気はユーザーからも評価の高いフレークフードだね!

粒状の餌(エサ)

こちらは粒状の状態になっている為、ふたなどに一度だしてみれば分量が正確にわかりやすく、毎日きっちりとした分量の餌を与えたい場合は、餌の分量を把握しやすいです。金魚の成長に合わせた餌の増量や金魚の数が減ったことによる餌の量の減量なども普段から気にしていれば自在に、そして正確に調整できます。

金魚の場合、浮上性のもの、ゆっくりと沈む沈下性のものと2種類があると思いますが、気を付けておいた方がいいことは粒状の餌は水を吸うと思った以上に大きく膨らむということです。自分が与えたいと思っている量より与えすぎになっている可能性もありますので気を付けましょう。

金魚先生
粒状の餌は分量を正確にはかりやすかったり、飼育者に便利みたい!

粉状の餌(エサ)

粉末状の状態で主に口の小さな稚魚などを育てる為の餌として使用されます。人工餌のみで稚魚を育てようと思えばほとんどの場合必須となるはずです。メリットは粒が小さいため、稚魚に与えられるということで、デメリットとしては水を汚しやすいという点でしょうか。いずれにしても稚魚の場合はどうしても食べきれない場合も出てくると思いますので、水を汚しやすい粉エサは与える分量に注意が必要です。場合によっては水替えの回数を増やした方が良いでしょう。

金魚先生
こういった粉状の餌にも大きさが微妙に違うものがあるから調べてみるといいよ!

スティック状の餌(エサ)

上の3種類の形状に比べると一般的にあまり認識されていないとは思いますが、長い棒状のエサもあります。この形状の特徴はなんといっても金魚との触れ合いが楽しめるということでしょうか。飼育者がスティック状のエサを手でもったまま、水面につけると金魚がよってきてつつきます。毎回この与え方をするのは面倒かもしれませんが、飼育者が餌やりをより楽しめる餌の形状です。また、この形状の餌で少しずつ溶け出し、留守中の餌にできるという商品もあります。

天然餌の紹介

金魚の餌は、何も人工的なものばかりではありません。自然の魚が喜んで食べるような餌は、雑食である金魚には大好物です。人工餌に比べると入手が難しい場合もありますがネット通販の普及している現在では簡単に手に入れることができます。初心者にはハードルが多少あがるかもしれませんが、より金魚飼育を楽しむ為、より金魚を健康に美しく長生きさせる為、どんな餌があるのか知っておきましょう。

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活きミジンコ

金魚と言わず雑食系や肉食系の魚なら、ほとんどの場合、大好物の餌ではないでしょうか。ミジンコは生きている為、金魚の目の前をピョコピョコと動き回ります。やはり、動き回る自然の餌は金魚の本能を刺激するようで喜んで餌を追いかけまわします。ミジンコなら水を汚す必要もありませんし、金魚の美しさを追求する品評会レベルの個体を飼育される方もミジンコを繁殖させて与えている方が多くメジャーな活餌です。

品評会などにだすような大量の金魚を飼育している人には繁殖もさせやすく栄養価も抜群の行きミジンコはとても重要な餌ともいえます。もちろん、初心者でもミジンコを飼育繁殖させてより美しい大きく元気な個体を目指すのもいいでしょう。餌となるミジンコの種類はダフニアやタマミジンコがよく使用されているようです。大分めだか日和のミジンコ販売ページ

赤虫(アカムシ)

こちらも栄養価抜群の餌で、観賞魚を飼育している人ならなじみ深いものだと思います。赤虫(アカムシ)冷凍用赤虫や乾燥赤虫が有名ですが、もちろん生きている赤虫のほうが好ましいでしょう。冷凍赤虫や乾燥赤虫はショップで簡単に購入できるので入手は簡単ですが、活きた赤虫を繁殖させて与えるといった話はあまりききません。(もちろん繁殖させて与えている人もいると思いますが)

アカムシはユスリカという蚊の幼虫の為、やはり羽化が怖くてなかなか繁殖させようと思わないのかなとも思います。恐らくですがアカムシを繁殖させる環境というのもあまり衛生的な面でみても手を出しにくいのかもしれません。

金魚先生
金魚は冷凍アカムシも大好物!

ボウフラ

ご存じ、蚊の幼虫のボウフラです。もちろん、金魚は喜んで食べてくれる上に、大変安上がりな餌になります。ただ、ボウフラは羽化した時に大変なことになるので飼育者はわざわざ繁殖させようとは思わないでしょう。

ですが、屋外で金魚を飼育している方などは、ボウフラを金魚の飼育容器に投入すれば喜んで金魚はボウフラを捕食してくれます。金魚を庭の水鉢やビオトープに放してボウフラ対策として飼育している方もたくさんいるのではないでしょうか。

ブラインシュリンプ

ブラインシュリンプも観賞魚を飼育しているアクアリウムが趣味の方は必ず聞いたことがあるとは思いますが、一応簡単に説明しておきます。ブラインシュリンプ(brine shrimp)は世界各地の塩水湖で見られる極めて小さな甲殻類で、栄養価も高く長期間休眠することのできる耐久卵を産むことから、耐久卵がよく販売されています。もちろん、目的は耐久卵からブラインシュリンプから孵化させ、金魚や熱帯魚など観賞魚の稚魚の活餌にすることです。

メリットは好きな時に卵を孵化させることにより好きなタイミングで稚魚に活餌を与えられることと、非常に栄養価が高いことです。ブラインシュリンプを使わないと稚魚を育てるのが困難な熱帯魚などもたくさんいます。

デメリットといば、小さなホームセンターでは手に入りづらいこと、孵化に関してもある程度の知識と器具が必要ということでしょうか。価格もやや割高です。ですが、金魚飼育やアクアリウムにはまっていくとどこかで欲しくなるタイミングがあるかもしれません。

金魚先生
観賞魚の稚魚には定番の活き餌だね!

ゾウリムシ(インフゾリア)

こちらはブラインシュリンプの代わりにできるもので一度手順を覚えてしまえば簡単に繁殖・維持ができるので、知名度こそブラインシュリンプに劣るものの隠れた人気の活餌です。メリットは簡単に繁殖できること、維持・管理が簡単だということでしょう。

逆にデメリットというとなかなか手にはいりづらいことでしょうか。ただ、実際ショップで探すのは難しいですが通販では手に入りますので稚魚にはおすすめの活餌です。ゾウリムシも大分めだか日和にて販売しています。

水草

金魚は雑食性である為、柔らかい水草はどんどん食べます。金魚にとってはサラダのようなものですね。栄養価についてはさておき、低価格で育成も簡単、効率的に与えられる水草といえば、アナカリスやマツモです。ただ、こういった水草はいつのまにか丸裸にされるほどに食べられてしまいますので、エサとして使用したいのであれば金魚とは別の容器で増やす必要があります。

後は、浮き草の根などもどんどん食べます。餌として与えるならミジンコウキクサなどもおすすめです。仁丹藻という世界最小の浮き草で金魚の良いおやつとなることでしょう。

ミジンコウキクサ

金魚の餌(サラダ)に最適!?ミジンコウキクサ(仁丹藻)の効果!

2017.06.07

その場しのぎの餌

与える餌がない場合に、緊急で与える餌としてはきな粉やパン粉などでも食べてくれます。ただ、そういった餌は金魚用に作られている訳はなく金魚に必要のない栄養や水を汚す成分も含まれていますので全然おすすめはできません。本当の緊急時だけに最後の手段として与えるべきかもしれませんね。もし、与えなければいけないことになった場合はまめな水替えをおすすめします。

まとめ

餌については、金魚をどう育てるかというのにとても重要なものでとても奥が深いものなので今回だけではとても浅い内容になっています。人工餌や天然餌などについてもっと深く掘り下げた記事も追加していこうと思いますのでそちらもどうぞ読んでみてください。簡単な内容で申し訳ありませんがお役に立てれば光栄です。

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