ピンポンパールってどんな金魚?飼い方や種類、注意点(寿命 餌 育て方など。チンシュリンとは?)

ピンポン

ピンポンパール(チンシュリン)という金魚を知っていますか?知らないのなら、ここから金魚飼育を始めてみようかと思うほど可愛いと思うかもしれませんよ。それでは、ピンポンパールってどんな金魚?飼い方や注意点(寿命 餌 育て方など)を紹介していきたいと思います。

SPONSORLINK


Contents

丸くて可愛い金魚、ピンポンパール(チンシュリン・パールスケール)の歴史

ピンポンパールは、昭和30年代に中国から日本に入ってきた、珍珠鱗「チンシュリン」から、丸手で短尾のものを固定したものされています。と言われてますが、実際は珍珠鱗とパールスケールとピンポンパールの境界は曖昧なようで単にピンポンパールと呼ばれることが多いです。(実際にチンシュリンと検索してもほとんどピンポンパールという名前でひっかかります)

現在では東南アジアで繁殖されたものから中国で繁殖されたもの、国内産のものまで様々で、その名前の由来は、ピンポン玉のようなパールスケールというところからきています。パールスケールについては後ほど書いてみます。

ピンポンパールという金魚の特徴 ピンポンパールの大きさ

ピンポンパールの特徴はまさにそのピンポン玉のような体型です。丸い体に、パールのような鱗(パールスケールと呼ばれる)が特徴です。販売されているもののほとんどは、ピンポン玉サイズのピンポンパールですが、成長するとその大きさはテニスボールやソフトボールのような大きさにまで成長します。

またとても小さなものはまめピンポンパールなどという名称でも販売されています。一般的に販売されているピンポンパールは小さいですが、立派に育てばちゃんと大きくなるのがピンポンパールだと覚えておきましょう。

下記の動画は当歳のピンポンパールです。


ピンポンパールという種類の中でも模様、色柄は様々で、更紗やキャリコ、赤色、黒、出目などのバリエーションがあります。

大人気のピンポンパールにもいろんな柄があるんだよ

ピンポンパールの選び方

ピンポンパールをお店で選ぶ際、どういった部分に注意しておくべきか、簡単に書いてみます。他の金魚と同じようなものですがヒレまでキレイなもの色艶のいいものなどを選びましょう。泳ぎ方にも注意しておくべきで、ピンポンパールは他の金魚に比べても強い品種ではないのでふらふらせずにしっかり泳いでいるものを選びましょう。アクアリウムの専門店などではなくホームセンターなどで購入する場合は入荷したての場合は輸送のストレスなどで弱っている場合があります。色柄などは自分の好みでよいです。

ピンポンパールの選び方についての注意点、産地について

ピンポンパールは人気の金魚であるため、日本ではなく熱帯魚などと同様にピンポンパールも様々な国から輸入されてきたものも販売されています。繁殖させた国、金魚を養殖した国が違うということは、それぞれが違う環境で育てられているということで、同じピンポンパールと一括りに呼ばれる金魚といえどその性質は違ってきます。

一概にどの国のピンポンパールが一番いいのかを断言することはできませんが、そのピンポンパールが育った環境を知っておくことで選択肢はでてきます。いくつかの産地を例にあげてみます。例えば東南アジアで育ったポンポンパールは、屋内で育ったピンポンパールも屋外で育ったピンポンパールも(多分ほとんど屋外だと思いますが)温暖な年中高水温で安定した環境で育てられている場合が多いです。

気候による水温変化の激しい日本で飼育することを考えれば、屋内飼育をする場合はあまり関係ないかもしれませんが、屋外飼育の場合は越冬などはかなり厳しい個体が多いことでしょう。例え、屋内飼育の場合でも、水温の低下による転覆病などは発症しやすいでしょう。また、海外産のピンポンパールほとんどにいえることかもしれませんが輸送のコストの関係などで、すし詰め状態で輸入されてくることも多々あります。そのため病気をもっていたり、弱っている個体が日本産に較べて多いという可能性は高いです。

次に中国で育てられたピンポンパールの場合は、育った気候は日本に近い場合が多く日本の屋外飼育にもすんなり適応しやすいともされています。また、中国では金魚は濁った水の厳しい環境で飼育されているため、弱い個体はその段階で死んでしまい、日本へたどり着いた個体は強いものが多いため丈夫であるとも言われています。

最期に日本で繁殖された国産のピンポンパールですが、やはりこちらが一番安全で、おすすめできます。海外から輸入されてきたものに比べると割高な場合もありますが、国内産のため、長時間輸送などのストレスがかかっていなかったり、何より日本の水と気候で育てられていたということは他の国からの輸入されたピンポンパールにはない大きなメリットです。最初から日本の環境に慣れているピンポンパールを飼育するにこしたことはないでしょう。海外から輸入されたピンポンパールは死なせてしまったけど、国産ピンポンパールは元気に飼育できているという方もたくさんいるのではないでしょうか。

もちろん外国産ピンポンパールは選ばない方がいいというわけではありませんが、どういった違いがあるのかということだけでも簡単に知って病気などのことも考えて外国産ピンポンパールなどはよりトリートメントなどを念入りに行うようにしましょう。

ピンポンパールの販売をしているお店・販売店の選び方

ピンポンールを販売しているお店に関してですがネットで検索するといろいろとでてきます。もちろんホームセンターなどでも販売されています。ですがホームセンターなどで販売されているピンポンパールを購入する場合などはよく考えてから購入しましょう。体験談ですが、ホームセンターの観賞魚コーナーにはたくさんの観賞魚がいますよね。ただし、そこで働いている人達は皆が金魚のスペシャリストという訳ではなく、熱帯魚が好きな人だったり、海水魚が好きだったりという場合もありピンポンパールのような特殊な体型をした金魚でもほかの金魚と同様な雑な飼育をされている場合があります。

私も金魚のブランドなどにはあまりこだわりもないほうですので最初は、ホームセンターの観賞魚コーナーで販売されているピンポンパールでも気に入ればいいかなと思って購入にいきましたが極端に太りすぎた個体でとても購入する気になれませんでした。おそらくこのピンポンパールたちを長生きさせることは難しいだろうなというほどの・・・・そこの店舗の販売スタッフには金魚に詳しい方がいなかったということでしょう。

そこで私は小さなピンポンパールが欲しかった為、観賞魚の販売ではおなじみのチャームさんで)まめピンポンパール(2匹)を購入しました。たくさんのレビューがあり評価もよかったので心配なく購入し実際元気なピンポンパールたちが届きました。

もちろん、チャームさんで買えば絶対安心ですよというわけではなくて通販で購入する時はこういった観賞魚が得意なお店や金魚販売の専門店でよく考えて購入してくださいということです。近所に元気なピンポンパールを販売している金魚の専門店などがあればもちろんいうことなしなのですが、ほとんどの方は近所に金魚の専門店なんてないと思いますので購入の際は販売店は十分に考えるようにしましょう。

さらに上質なピンポンパールを求めるなら、SAKURAさらささんなどがおすすめです。何といっても国産ピンポンパールの専門店です。専門店で購入できるならそれにこしたことはないですね。



▲金魚品評会で2年連続1位を受賞のSAKURAさらささん

ピンポンパールの飼い方・育て方

それではピンポンパールを購入してきた後の飼い方や育て方の手順を書いていきます。

ピンポンパールの水合わせ

購入してきたピンポンパールには、輸送のストレスがかかって弱っている可能正がありますので扱いには十分に注意してください。また、アクアリウムショップの水槽内に病原菌がいるという可能正もありますので、そのまま他の金魚と合流させたりするのは控えて、できれば他の金魚の同様に3日間の絶食をさせたり、十分なトリートメント後に水槽に移すようにしましょう。

金魚の水は水道水でも大丈夫?カルキを抜き、金魚の飼育水を作ろう!

金魚がやってきた!水槽・金魚鉢の設置から金魚の導入まで

カルキ抜きと塩水でのトリートメントをヨロシクです!

トリートメント後、ピンポンパールの様子を見て大丈夫なようなら水槽へ

トリートメントの方法も、もちろん他の金魚と同じで他の水槽やバケツに食塩水を作り塩水浴をさせましょう。この時、必要なのは0.3%の濃度の塩水とエアレーションだけです。このエアレーションしている塩水に水温など水合わせをしながらピンポンパールをいれてください。その時は、購入してきたショップの飼育水はいれないようにしましょう。病原菌を持ち込まない為です。

その後少なくとも3日~1週間ほど塩水浴をさせましょう。この時、前述しましたが餌は3日程度絶食させるようにしてください。(金魚は一週間程度は絶食しても平気とされてますし、環境になれていない中途半端な状態のピンポンパールに餌を与えても、消化不良の糞をして水質を悪化させるだけです)

上記の行程を経てピンポンパールに異常が無い病気に感染していない、体力も回復しているということが確認できたら飼育水槽へ移動しましょう。トリートメントをどこまでやるかは飼育者の自由ですができればやっておくことをおすすめします。

ピンポンパールの飼育には濾過器からでる水流にも注意!

ピンポンパールの飼育は濾過器の選択に注意しましょう!というと大げさかもしれませんが、ピンポンパールはその体型から想像できるとおり、体が丸く、丸手の金魚の中でも特に泳ぎが苦手です。泳ぎが苦手な金魚の飼育で注意するべきことはやはり水流です。流れに逆らって泳ぐという魚の習性が、もちろんピンポンパールにもあるわけですが、泳ぎが下手な金魚は特に水流によるストレスを受けやすく、強い水流を与えることにより一気に寿命を縮めることになりかねません。

実際の経験ですが、体の小さなピンポンパールは特にものすごく水流には弱いです。琉金やらんちゅうのような体型の金魚でも問題なく泳げるような水流でもピンポンパールは簡単に流されてしまう場合がありますので、他の金魚に比べてより注意が必要です。

多くの場合は濾過器・濾過フィルターは排出口から水を排出し水槽内の水を循環させ、また吸水口から汚れた水を吸い込むという流れだと思いますが、その際、濾過器の排出口から出る水流をなるべく弱めるようにしたり、排出口を壁面に向けることによって強い流れ、速い水の流れを水槽内につくらないよう心がけましょう。小さい水槽ならこういった水中フィルターや、コーナーパワーフィルター、もっと濾過能力と機能を高めたいならエーハイム バイオパワー2412 60Hz 水槽用水中フィルター(ポンプ式)◀(※こちらの商品はお住いの地域の周波数に注意して選んで下さい)などもおすすめです。私も実際、ピンポンパールの飼育水槽でも使っていますが音もなく水流をある程度コントロールできるので大変便利です。

※先程もいいましたが小さなピンポンパールを飼育する場合は特に水流には注意して下さい。琉金やらんちゅうでも気にしない程の緩やかな水流でも小さなピンポンパールは流されてしまいます。そういった場合は極度に、水流を弱めるか小さなピンポンパールは別に飼育するようにしましょう。僕は、小さなピンポンパールはメダカと共に飼育するようにしました。

ピンポンパールは病気(転覆病)にかかりやすい!ピンポンパールの飼育にはヒーターもおすすめ!

ピンポンパールはその特殊な体の形からわかるように他の金魚に比べても体が弱く、デリケートです。水温の変化には特に弱い品種ともいえ、屋外の飼育は他の金魚に比べて難しいでしょう。(特に水温の下がる季節)丸い体の金魚が特にかかりやすい転覆病になりやすいので、できればピンポンパールの飼育には寒い時期だけでもヒーターを使用し水温は下げないようにして下さい。(室内である程度の水温が確保できるのなら必要ないとは思いますが)水温が急に下がると転覆病を発症しやすいです。転覆病についてはコチラの記事を参考にして下さい。▶金魚がひっくり返った‼転覆病の原因と治療

また、基本的に鮒型の体型から離れていくほど金魚は体が弱くなったり寿命が短くなったりすると言われるように、やはり特殊な体型をしているピンポンパールも病気にかかりやすくらんちゅうなどと同じように体が弱く、病気にも弱い部類の金魚と言えます。

また、これはピンポンパールに限らないですが、水温が下がると金魚は活性が落ちてきて、餌を食べる量なども減ってきます。当然、水温が下がり餌を食べる量が減れば成長途中のピンポンパールだった場合も成長速度が遅くなったり、成長が止まったりという症状がおこるので、冬の間も元気に育てよう、大きく育てようという人はヒーターは使用したほうがいいでしょう。

丸い金魚は低水温は苦手!ヒーターがあると嬉しいな

※私の経験上、水温が下がってピンポンパールが転覆した場合は、ヒーターを使用してある程度の水温を保っている水槽に移せば簡単に回復できる場合があります。転覆病を発症した場合は水温も必ず疑いましょう。

ピンポンパールの飼い方:餌やり ピンポンパールは混泳はできないのか?

ピンポンパールの飼育は、基本同一品種での飼育が好ましい種です。理由はピンポンパールは泳ぎが上手ではないからです。丸い体は愛嬌たっぷりですが、泳ぎという意味では琉金などに比べても大きく劣ります。一緒に飼育しているとどうしても餌取りで他の金魚に負けてしまいます。

ピンポンパール自体は動きが速くないので、混泳させたいのでしたら、他の金魚との混泳を考えるより、底物のドジョウやピンポンパールより小さな体をした、メダカや温和な熱帯魚などは混泳させることができるでしょう。同じような体の大きさだったとしても、和金など泳ぎの上手な金魚との混泳はとてもおすすめできません。()

ただし、ピンポンパールは絶対に混泳させないほうがいいというのではなく、混泳させたい場合は極端に大きさの違う金魚と一緒にしないことや和金などと混泳させなければ、例えば琉金やらんちゅう体型の金魚ならほとんど問題なく混泳できます。(私も小さなピンポンパールと琉金、ランチュウ体型の金魚たちと屋内水槽で混泳させていますが全く問題はありません)

ここで紹介している混泳の例は、体型やその魚の性質によるもので混泳をできそうなものを紹介していますが、当然、金魚にしても一匹ずつ正確に違いはあり、実際は混泳させてみないとわからないことの方が多いです。実際に金魚屋さんやペットショップでもそのように言われることも多いでしょう。温厚そうな琉金をピンポンパールと混泳させてみたら琉金がピンポンパールをいじめたというようなことも無いわけではありません。

実際に混泳をさせる場合は、初期のころは特にじっくり様子をみて餌は全ての魚まで行き届いているか、ケンカやいじめが起こっていないかを観察するようにしましょう。

ちなみにピンポンパールの混泳についてはエビや熱帯魚やメダカなどいろいろな生体と混泳させようとしている方が多いですが、基本的にエビやメダカ、熱帯魚でもおとなしいものなら、混泳は可能だと思います。ただし、混泳をさせる生体は当たり前ですがある程度同じ環境・水質で飼育できるものに限りますし、金魚の習性として口に入るサイズのものは食べようとするのでエビなどについてはいくらピンポンパールとはいえ、つついたり食べようと追い回したりする可能性は高いです。

ピンポンパールの混泳はできるものもいっぱいいますが、割と気を使う面も多いんですね。

泳ぎのうまい金魚とは混泳させないほうがいいよ。

ピンポンパールの繁殖とオスとメスの見分け方や産卵について

ピンポンパールの繁殖は他の金魚と同様ですが、水草に卵を産み付けます。(何もなければそのままに下にばら撒いている場合もありますし、産卵床をいれていてもやっぱり卵をばらまいている場合もあります(笑))その後、水が白く濁ったようなら、ちゃんと有精卵になっている受精した卵もあるでしょう。

卵はとりだして親とは別の容器で管理しておけば小さな稚魚が誕生しますので、ブラインシュリンプやゾウリムシなど稚魚用の活き餌や人工餌を与えるとよいでしょう。(姉妹サイト:大分めだか日和ではミジンコやゾウリムシを販売してますのでぜひ、ご利用下さい。)

※ピンポンパールの卵はとても小さく、メダカの卵程度のサイズです。また、産卵した卵をそのままにしていたら親のピンポンパールに卵を食べられたり、卵から稚魚が孵化してもやはり親のピンポンパールに食べられてしまう場合がありますので、もう一度いいますが、ちゃんと繁殖させたい場合は毛糸を束ねた産卵床や、水草などをいれておき、産卵が確認できたら、卵は回収して隔離しましょう。

小さな稚魚は小さな餌しか食べれない・・・

 

ピンポンパールの飼育容器・ピンポンパールの水槽について

ピンポンパールを飼育する場合の飼育容器・水槽についてですが、こちらもいろいろな意見があると思いますので参考として読んでみてください。

ピンポンパールといえばどんぶり金魚?

ピンポンパールといえば、どんぶり金魚(どんぶりで金魚を飼育するという金魚の飼い方)と思うかたもいるもしれませんが、ピンポンパールの水槽や飼育容器も大きさでいえば大きいに越したことはありません。他の記事でも書いていますが、やはり水質の悪化速度や水温の変化がどんぶりなどの小さな容器のほうが圧倒的に速くなり、より慎重に金魚を管理する必要があります。もちろん、水換えの頻度もあがります。どんぶり金魚についての記事はこちらを参考にしてください。▶可愛いけど上級者向け?どんぶり金魚の飼育方法と注意点!どんぶりほど小さくなく余裕をもって飼育するのでしたら30センチ水槽などで飼育するのもいいかもしれませんね(^^♪

やはり、ピンポンパールといえど30センチ水槽でも45センチ水槽でも、どんぶりで飼育するよりは飼育は楽でしょう。ただ、どんぶりで飼育するというのも大変人気のある飼育方法でピンポンパールが小さいうちは金魚により愛着が持てるようになりますので、そういった飼育方法も楽しいかもしれませんね。

ただし、ピンポンパールも成長しますので大きくなったてきたらピンポンパールのサイズに合わせて水槽も大きくするのがおすすめです。

 

どんぶりで飼育するんなら、先に勉強しといてね

ピンポンパールの特殊な鱗

ピンポンパールは一般の金魚の種類の鱗に比べると、隆起しています。あのピンポンパールの鱗は別に病気にかかっているというわけではなく、石灰、炭酸カルシウムが主成分の石灰鱗というもので、石灰質などが主成分というのでもおわかりのとおり、貝殻や真珠などに近いものです。

普通、金魚の鱗の成分といえば、ハイドロキシアパタイト、燐酸カルシウムになりますがそもそも鱗の主成分も違うんです。鱗が剥がれた場合に関しても、通常の金魚の鱗は剥がれても再生できますがあの石灰鱗は、剥がれると再生できないとされています。

出目金の目を守る時のように、ピンポンパールの鱗も守ってあげるように、水槽内のアクセサリー等は角ばってないものなど引っかかるところが少ないものがおすすめです。

ピンポンパールにおすすめの餌

ピンポンパールの餌といっても別に他の金魚の餌と分ける必要はないと思いますが、初めて金魚を飼育するという方、餌の選び方がわからないという方は下記のようなピンポンパールの餌として販売されているものを選ぶといいでしょう。もちろん、ほかの金魚と同様のエサでいいので特別にこうったタイプのエサじゃなければいけないということはありませんので、そこまで気にする必要もないかもしれません。金魚の餌については他の記事で書いてますので参考にしてください▶金魚のえさについて

餌選び考え方の一例として消化が悪いとされる高タンパクフードをさけたり、餌を食べるときに空気を吸い込んで転覆病になる(本当に空気を吸い込むことで転覆病になりやすいのかというと疑問ですが)のを避けるために浮上性の餌では沈下性の餌にしたりといった選び方はできます。


餌はあまり気にしなくてもいいけど迷ったらこれでもいいよ!一般的にピンポンの餌といえば咲きひかり(特に沈下性)がいいとよく言われてるよ!上の餌と濾過フィルターは動画にも出てきてるね

ピンポンパールの寿命

ピンポンパールはその特異な姿から寿命が短いように思われそうですが、けっしてそんなことはないでしょう。5~6年とも言われていますが上手く飼育できればピンポンパールも他の金魚と同様に10年以上にわたり飼育者を楽しませてくれるでしょう。そのころには、ピンポンパールはピンポン球ではなく、テニスボールぐらいにはなっているのではないでしょうか。

ただ、実際はピンポンパールは金魚の中では弱い品種ということもあり、転覆病にかかったりしやすく、他の和金など頑丈な金魚のように長生きさせるのは技術的に難しいかもしれませんね。このあたりが、ポンポンパールは寿命が短いと思われている理由で結局は飼育者の管理次第、飼育の腕次第で大きく変わってくるはずです。他の金魚に比べても、より丁寧な水質管理と水温管理を心がけましょう。

餌をたくさんあたえたほうがいいと思うかもしれませんが、極端に餌をあげすぎたり、すれば水質の悪化と不健康を招くだけです。ピンポンパールを長生きさせる・ピンポンパールの寿命を延ばすという意味での餌やりなら一日一回なるべく少な目に餌を与えるように心がけたほうがよいです。(実際に金魚屋さんもそういってますし、品評会で賞を狙う、魅せる金魚などとは育て方が違います)

※魅せる金魚の育て方というのは、長生きさせる育て方とは別物で短期間に大きくさせるよう、一日に少量で何度も餌を与えたり、その金魚の特徴がでやすいような飼育環境で飼育したりと長生きさせる金魚の飼育方法とは違いますのでそのあたりは理解しておいた方が良いです。いくつもの賞をとっている有名ブリーダーさんの飼育方法を真似するのもいいと思いますが単純に健康に長生きさせたい場合はまた別の育て方になると思っておいてください。

ピンポンパールの種類

ピンポンパールといえば、ピンポン玉のようなあの姿で、ピンポンパールに種類なんかあるの?と思うかもしれませんが、一応ピンポンパールの中でも種類はあるので紹介してみます。

ピンポンパールの種類 出目

一見普通のピンポンパールですが、確実に出目です。ピンポンパールの飼育難易度に加え、出目なので目を傷つけないように注意しないといけません。あんまり見かけることも少ない珍ピンポンパールですね。

ピンポンパールの種類 桜ピンポンパール

よく見るタイプのピンポンパールですね。ほかにも色柄の違いでキャリコや更紗、ミルクなどの呼び名のピンポンパールの種類があります。

ピンポンパールの種類 ロングテール

ヒレが長めなピンポンパールのロングテールです。ヒレが長いだけでピンポンパールもだいぶイメージが変わりますね。

参考動画:いろいろなピンポンパール

ピンポンパールを屋外で飼育するリスク(ピンポンパールの飼育は難しい?転覆病にかかる?)

先ほど、ピンポンパールを屋外で飼育するのは難しいと少し書きましたが、理由はどういったことかというと、やはりピンポンパールは他の金魚に比べて弱い金魚と言わざるを得ません。泳ぎが下手で鳥や猫などの外敵にも狙われやすく、もちろん他の金魚に比べても餌をとるのも下手です。また、水質や水温の変化に関しても他の金魚に比べても敏感なところがあります。

屋外で越冬させる場合も水温の低下により、ピンポンパールは転覆病にかかる可能正が高くなります。もちろん転覆病にかかった金魚は屋外で冬を越せるわけもないでしょう。屋外でピンポンパールを飼育するということはある程度そういった死亡のリスクを覚悟しておく必要があるかもしれませんね。(大量に繁殖したから強い子だけを残したい時などはいいのかも知れませんが)

また、屋外に限らず体型的な弱さはあるのでアクアリウム初心者が最初に飼う金魚としては難しいともいえます。(もちろん、十分に勉強した知識を持った上で飼育に望めば他の金魚と大差ないですが)

パールスケールとピンポンパールは同じ金魚?

冒頭でピンポンパールやパールスケール、珍珠鱗「チンシュリン」について少し書きましたがもう少しだけ説明してみます。まず、珍珠鱗「チンシュリン」が元の金魚で、その中でも丸手の体を固定した物をピンポンパール、ラグビーボールのように少し長い体のものがパールスケールとされています。

※珍珠とは真珠のことで、鱗の1枚1枚が半円真珠のように見えることから珍珠鱗やパールスケールと呼ばれています。

ただし、この分類分けにはどうも明確な分け方がないようで、ホームセンターなどで販売されているものは、多少長手のものでもピンポンパールになっているものが多く、金魚の専門店だとピンポンパールとパールスケールで分けていたりとその基準はどうも曖昧なようです。

ピンポンパールもパールスケールも全て珍珠鱗だという人もいます。ピンポンパールやパールスケールは商品名ぐらいに考えておいた方がいいのかもしれませんね。

ピンポンパールもパールスケールも飼育方法は一緒~!

まとめ

ピンポンパールは丸い体がとっても可愛く、金魚の中でも大人気の品種ですが、他の金魚に比べて泳ぎが下手で体が弱いところもありますので、飼育する際はピンポンパールについてしっかりと知っておくようにしましょう。ちゃんとした飼育方法で飼育できればピンポンパールは長い間、飼育者を楽しませてくれることでしょう(^^


 



▲やっぱり専門店での購入がいいですね!(^^)!SAKURAさらささん

スポンサード







金魚の書い始め特集アマゾン:金魚飼い始め特集を見てみる