アカムシって知ってますか?冷凍されてブロックで販売されていることの多いあの赤い小さなミミズのような虫です。とても人気の餌として親しまれていますが今一度アカムシについて振り返ってみます。知らない人はこの機会にアカムシってどんなものかを知っておいてもいいと思いますよ(^^)
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ユスリカの幼虫、アカムシは金魚の餌の大定番!
金魚の餌として人工餌の他にミジンコなどと並びまず思い浮かびそうな餌がアカムシです。実際、初心者から玄人まで多くの人が金魚と言わず、熱帯魚やメダカなどの日本淡水魚の飼育まで多く観賞魚の餌として使用しているのではないでしょうか。それではアカムシとはどういった餌かということをご紹介してみます。
観賞魚の餌、アカムシの種類と使い方、特徴を紹介してみます。
観賞魚の餌としても定番のアカムシにもいろいろな形状の種類があります。それぞれの特徴を紹介してみます。
お馴染みで入手も簡単!冷凍アカムシ
嗜好性が抜群で栄養価も高いです。ほとんどの金魚はまず間違いなく喜んで食いついてくれることでしょう。冷凍のものを解凍して与えるという人もいればそのまま与えるという人もいますが
冷凍のままだとブロックのまま水面や水中を漂うことになり、餌をとるのが下手な金魚にまでアカムシが行き届かない可能性があります。まんべんなく与えたい場合は、先に解凍して与えるほうが良いでしょう。
冷凍アカムシは生きたアカムシを急速冷凍して栄養価が高く、金魚が好んで食べてくれますが、注意点としては乾燥餌に比べて、水を汚しやすい、一度解凍したら再冷凍すると鮮度が落ちるため、保存性が良くないという点でしょうか。どちらも飼育者が気を付ければいいことですので冷凍アカムシを選ぶ理由は十分にあるお勧めの餌です。
金魚も喜ぶ半生アカムシ、パックDE赤虫?
半生餌である半生アカムシ、パックDE赤虫ですが、これは実際はアカムシではなく、赤虫の形をした、人工餌です。そのため保存性もよく栄養価も色揚げ効果も非常に高いという餌です。ただし、本物のアカムシでない為か、これを好んで食べる金魚も少ないようで、金魚に限らずあまり食いつきがよくないという話はよく聞きます。本物のアカムシでなく金魚の食いつきもいまいちなのであえて選ぶ必要もないのでは?とも思いますね。
長期保存も簡単!お手軽乾燥アカムシ!
乾燥アカムシなら保存も入手も簡単でお手軽にアカムシを与えることができます。栄養価も高いでしょう。ただし、嗜好性は冷凍アカムシや生きたアカムシに比べると落ちますので、あえて乾燥アカムシを選ぶ必要はないような気もします。もちろん悪い餌というわけでもないので金魚を飽きさせない為のローテーション用の餌としていいかもしれませんが、現在の人工餌にはほかに優秀な人工餌もたくさんありますのでやはりあえて乾燥アカムシを与える必要はないのでは?という気もしますね。
鮮度抜群!高栄養価!生きたアカムシ
活きアカムシはあまりお店では入手は難しく、釣具店などで釣り餌として販売されていることがあります。活餌ですので腐って水を汚すようなこともなく金魚が食べるまで、新鮮なまま生きていてくれます。もちろん栄養価も高く活餌なので金魚も大喜びで食いつきも抜群です。ただし、アカムシを繁殖させる・維持するというのが問題です。
アカムシを繁殖させようとすると必然的にある程度汚れた水も必要でさらに、アカムシが孵化するとユスリカになってしまうのでわざわざ餌の為に、アカムシを繁殖する方はあまりいないようです。どうせ、活餌として繁殖させる場合はより、繁殖が簡単で繁殖方法も一般的に広まっているミジンコのほうがおすすめです。
金魚の餌はアカムシだけで十分?
アカムシだけ与えていれば、金魚は育つのか?というともちろん育つと思いますが、アカムシだけではとれない栄養分も人工餌には含まれていることがありますので、あえてアカムシだけで金魚を育てる理由もないでしょう。アカムシを与える場合も他の人工餌とバランスよく与えるほうが良いでしょう。
金魚に定番の餌、アカムシ(赤虫)について:まとめ
観賞魚に定番の餌として有名なアカムシですが万能餌という訳ではありません。私のおすすめは人工餌に時々冷凍アカムシを与える程度でいいのではないかと思います。もちろん、金魚の餌の選び方は人それぞれですので、アカムシだけで育てる方もいるとは思います。ただ、栄養のバランスなどを考えた場合は人工餌と併用するのがいいでしょう。