金魚のフンを観察すると、飼育している金魚の生活環境や、体調についての情報が見えてきます。それでは、どういったフンがどういった環境・体調で排出されているのか?ということから、金魚のフンにおすすめの掃除道具などを紹介してみます。
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金魚のフンの特徴
よく、ある人にくっついて離れない人、偉い人にくっついて行動する人などのことを蔑んだり、あざ笑ったりという意味で金魚のフンと言いますが、それは実際の金魚が体から長く連なったフンをぶら下げたまま泳いでいる姿からきています。金魚には肛門を開けたり閉じたりするという筋肉が無いため、肛門は開きっぱなしになりそうのような状態になります。金魚が長いフンをぶら下げているといってもそれは普通のことだということですね。
金魚のフンの状態から健康状態がわかる?
金魚のフンを、観察してみるとある程度の情報がみてとれます。金魚のフンはある程度、食べたものの色をしたままでてくるので、赤系の人工餌を与えていれば赤いフン、アカムシなどを与えても赤いフン、植物性のエサを与えていたり、屋外でコケを食べているようなら緑色のフンといった具合です。
それでは、色の薄い透けたような透明なフンはというと、殆どの場合、消化不良だったり、体調不良だったり下痢気味?という意味を表します。透明なフンしかでていないという場合は明らかにエサか、金魚の体調に異変があるということなので、病気にかかっていないか?水質は悪化していないか?などを見直すようにしましょう。
水温が下がった時も消化不良になりやすいです。(ヒーター無しの冬の水温ではほとんどエサを消化しきれないのでエサやりはよく金魚のフンや体調をみて少量をあたえる、またはエサは与えないようにしましょう)下がったエサによっては、色揚げを重視した成分のため、消化に悪いエサなどもありますので、しばらく整腸作用のある植物性のエサに変えてみるというのもいいかもしれません。
大量にでる金魚のフンを効率よく掃除したい!
金魚は小型の熱帯魚やメダカなどを飼育している人ならわかると思いますが、観賞魚の中でもとてお大食いで驚くような大量のフンをします。そこで金魚が大量に排出するフン掃除におすすめの掃除道具を一部紹介してみます。※どの商品も水槽サイズとクリーナーのサイズを良く確認して購入するようにしましょう。
金魚のフンをピンポイントで吸い込むなら、おそうじラクラク クリーナースポイト
金魚の飼育数が少ない場合などは、フンをスポイト型の道具で吸い込むだけでいいです。ジェックスさんのおそうじラクラク クリーナースポイトは私も使用していて、これ1つもっていると何かと役立つことがありますのでオススメです。専用品ではなくてもスポイト型のものは、いろいろあると思いますので丁度よいものを探してみるのも良いかも知れません。
下記で紹介しているプロホースや、砂利クリーナーなどの専用クリーナーと違い底砂の中までは掃除しにくいので、下記に紹介している掃除道具とは使い分ける必要があります。
底床掃除の定番!水作プロホース
底床・底砂の掃除と言えば一番最初にこの水作 プロホースをあげることが多いほどの定番、人気の掃除道具です。比重の重い底砂を残し、底砂の中のゴミだけを集めてくれるという逸品です。多くの方が愛用されていることからも信頼度は抜群ですね。
ジェックス 砂利クリーナー
上で紹介させていただいた、プロホースと機能的には、似ていますが吸引力の調整が簡単だったりとこちらのジェックス 砂利クリーナーを選ぶ理由もたくさんあります。水作さんのプロホースがこのジャンルの定番として定着してしまっているせいか、こちらの砂利クリーナーを最初にあげる人は少ないです。
ただし、こちらプロホースと較べても砂利クリーナーのほうがたくさんいますし、検討してみる価値はあると思います。(私は砂利クリーナーを使用してます)
ジェックス そうじやさん
電池式排水で、砂利や底床の掃除の他にもコケ掃除や排水にも活躍するお掃除マシーンです。電池で動くということ、いろいろと多彩ということが他との違いでしょうか。こちらも愛用者は多いですが、砂利の中のフン掃除のみという意味なら前者の2つに軍配があがると思います。ただし、いろんな掃除をお手軽にできる道具としてはいい商品ですね。
ベアタンクで使いたい!アクア工房 本体 フィッシュレット
アクア工房さんのフィッシュレットという道具ですが、こちらは床に落ちたフン、水中のフンを集めるという意味で強力な効果を発揮します。投げ込み式の濾過フィルターと同じような原理ですが、ファンが付いていることにより、強力にフンやゴミを集めてくれます。
大型魚や金魚のフン集めとして絶賛する人も多い初心者は割と知らない人も多い名品です。ただし、このフィッシュレットは、床に落ちたゴミの収集を得意とするということからも分かるように、最大の効果を発揮するのは底床・底砂を引いていないベアタンクでの使用の場合です。(底砂をいれていると底砂にゴミがひっかかり効果も低減される)ベアタンクで飼育している方は検討したい逸品ですね。
奥が深い金魚のフン!について知っておきましょう!:まとめ
金魚は、フンが多いし大きいため特にフンには注意が必要な観賞魚と言えます。フンを放っておくと体調不良を見逃したり、フンの掃除をサボると水質の悪化につながります。みなさん、金魚のフンについてもう一度じっくり考えてみてはいかがでしょうか(^^)