スポンジフィルターはシンプルなのに奥が深い!仕組みや使い方、おすすめのスポンジフィルターは?

スポンジフィルター

金魚にしろ、熱帯魚にしろ、観賞魚を飼育しているのなら必ず見たことがあるスポンジフィルター。たかが、スポンジフィルーと思うかもしれませんが、形も性能も様々ですが正直いっておすすめです。自分にあったものをみつけてみましょう。スポンジフィルターはメインの濾過フィルターとしてもサブの濾過フィルターにも大活躍してくれますよ(^^)

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Contents

スポンジフィルターの仕組みってどうなってるの?

一般的なスポンジフィルターの仕組みは、とても簡単でフィルターの中でももっとも手をだしやすい部類のフィルターです。濾過の仕組みとしは、まずエアーポンプから、濾過フィルターとなるスポンジにエアーを送り上昇する水流を発生させます。

水流を発生させることにより、スポンジフィルターから水が吸い込まれ、濾材となるスポンジで濾過されるという仕組みです。一見、物理濾過だけのように見えますが、スポンジに棲みつくバクテリアによる生物濾過の効果も期待できます。

スポンジフィルターのバクテリア、実は超重要!掃除にも注意!

先程スポンジフィルターに住み着くバクテリアによる生物濾過の効果が期待できますと簡単に書きましたが、実はこれも重要で、初心者は注意しないといけないところでもあります。それはスポンジフィルターを掃除するときです。くれぐれもカルキの入った水道水で洗ったりお湯で洗ったりしないでください。

スポンジフィルターに付着している有益な濾過バクテリアが洗い流されたり、死んでしまいます。カルキやお湯なら殺菌できてきれいになって良いような気がしますが、有益なバクテリアを殺してしまうことになります。くれぐれも、スポンジフィルターを洗う場合は、水槽の飼育水で洗う、掃除するようにしましょう。それもゴシゴシと綺麗にしなくていいので目詰まりさせるような大きな汚れだけを落とすようにすることでスポンジフィルターのバクテリアを残すことができます。

仮にスポンジフィルターのバクテリアを洗い流してしまっても、また繁殖してくれるのですが、せっかく繁殖してくれている濾過バクテリアをゼロにするのはもったいないですよね。(濾過バクテリアが繁殖するまでのろ過能力の低下にもつながりますし・・・)

スポンジフィルターを使用するメリットとデメリット

スポンジフィルターは簡易でシンプルな作りですが、アクアショップなどではお馴染みのフィルターで、気にしてじっと見ているか、見ていないかの違いはあると思いますが、皆さんみたことがない人はいないのではないでしょうか。そんなポピュラーなスポンジフィルターですが、使用するとこんなメリットがあります。

スポンジフィルターのメリット!

スポンジフィルターはお手軽で人気の濾過フィルターであるにはそれなりのメリットがあります。それでは、スポンジフィルターのメリットについて考えてみましょう。

スポンジフィルターは設置も仕組みも簡単!コストパフォーマンスも高い!

底面濾過フィルターや、投げ込み式フィルターも簡単な仕組みですが、お手軽度でいえばスポンジフィルターは投げ込み式フィルターなどと並び、トップクラスに簡単な仕組みです。設置が簡単でパーツも少ない為、価格も安く、低価格でも各メーカーから発売されているため、初期費用も安く抑えられ、様々なメーカーから選択することができます。それだけ人気の濾過フィルターということですね。

スポンジフィルターの使い方!他の濾過フィルターと組み合わせも簡単!

仕組みはスポンジフィルター自体で濾過をする簡単なシステムですが、スポンジフィルターの使い方としては要は水流を作りスポンジを通過させればいいだけです。ですので外部フィルターなどの吸い込み口にスポンジフィルターを装着するだけでも十分に機能するスポンジフィルターの使い方といえます。

外部フィルターで大きなゴミを取り除く物理濾過として装着している人も多いでしょう。掃除が面倒な外部濾過フィルターに大きなゴミを吸い込ませなくてすむようになる為、外部濾過のメンテナンス(掃除)の感覚が伸びたり、濾過能力がアップしたりとお手軽なのにいいことだらけです。もちろん、吸入口に装着しただけでバクテリアによる生物濾過の恩恵も受けることができます。

下の動画では外掛けフィルターとテトラのブリラントスポンジを組み合わせています。稚エビの吸い込み防止という意味でやっているようですが、もちろんスポンジフィルターによる物理濾過とバクテリアによる生物濾過で濾過能力アップという効果もあるでしょう。


エアレーションのついで感覚でスポンジフィルターは使える!

金魚に限らず、観賞魚を飼育する場合、何らかの形で水槽にエアーを送るエアレーションをすることになるでしょう。一番一般的なのはエアポンプからエアーを送り、エアストーンからエアーの泡をだす方法でしょう。

もちろん、エアレーションが目的ならそれだけで十分なんですが、エアレーションついでにスポンジフィルターを使うことによって簡単に濾過を追加できるのですから、使わない手はありませんよね。水槽の中を水を循環させる緩やかな水流を作る効果もあります。下の動画ではスポンジフィルーに微細バブル発生器 『 清 水 』を組み合わせています。シュリンプなどにはこういった組み合わせは特に有効でしょう。

単純な構造ですが下のようなシンプルなスポンジフィルターを追加しただけでも水質維持には確実に効果はあると思います。


スポンジフィルターは掃除(メンテナンス)が簡単。

極端に言うとスポンジフィルターはスポンジを取り出して飼育水で軽く洗ったり、すすぐだけ(ココ重要)でほとんどメンテナンスは終了です。投げ込み式フィルターなどと並びお手軽に、思い立ったときにメンテナンスできます。メンテナンスが簡単にできるというのは意外と重要な要素ですね。

掃除が億劫な高性能濾過フィルターを汚れたまま使い続けれるぐらいなら定期的に確実にスポンジフィルターを掃除・メンテナンスした方が良いとも考えらます。

一応初心者向けに書いておきますが、先程飼育水で軽く洗ったりすすぐだけというのが重要といいましたが、理由は綺麗にあらうとせっかく住み着いたろ過バクテリアが流れてしまうからです。ましてやカルキ入りの水で洗ったり洗剤で洗ったりしてしまうと、見た目はピカピカになるかも知れませんが、実際はスポンジフィルターに住み着いていた濾過バクテリアがいなくなってしまうので、スポンジフィルターの生物濾過の能力が崩壊してしまいます。

もちろん、また通常通り使用していれば濾過バクテリアは付着するのですが、それまでの間は生物濾過が働いていた分のろ過能力が格段に落ちるので生体が危機に陥ることもあります。スポンジフィルターは見た目が綺麗になればそれでいいというわけではないので初心者は気をつけるようにしましょう。


スポンジフィルターのデメリット

さて、底面フィルターについてよいことばかりを書いてきましたが実は気をつけなければいけないデメリットもありますので確実に覚えておきましょう。

エアポンプの稼働音がうるさい!

エアポンプでエアレーションをすることにより、スポンジフィルターから水を吸い込むという一番シンプルな使い方をする場合、どうしても水槽外部にエアポンプが必要になります。うるさいというのはエアポンプのことでここは、できるだけ静かなエアポンプを探すなどするしかないでしょう。

高性能なエアポンプ選びはこちらの記事も参考にしてください。

金魚濾材のアップ

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大きなスポンジフィルターは水槽を圧迫する

スポンジフィルターはシンプルなシステムですが、むき出しの大きなスポンジが水槽のなかでは目立ち圧迫感を与えます。やはり、外部フィルターや外掛けフィルターなどに比べると水槽の中で目立ってしまう、水槽の景観を損ねますがそれは我慢するしかないでしょう。大きなスポンジフィルターの存在をあまり見せたくないからといって、アクセサリーや水草の茂みに隠してしまうと場合によっては、ゴミを吸い取る能力に悪い影響がでてしまいます。

他の濾過方式と比べるとスポンジフィルターだけだと濾過能力が高い方ではない

とても簡単な仕組みを考えると十分に濾過能力はありますが、外部フィルター、底面フィルター、上部フィルター、外掛けフィルターなどに比べると、濾過能力は劣るでしょう。これはどうしても濾材であるスポンジの大きさに限界があることや、スポンジフィルターだけではほかの濾材を組み合わることができない為です。

小さな水槽ならスポンジフィルターでことたりることもありますが、大型の水槽などになると明らかに濾過能力が不足しますので、補助用のサブフィルターとして使用されていることのほうが多いでしょう。単純な濾過能力や使い方は、水作などの投げ込み式フィルターとにたような感じとも言えますね。

投げ込み式フィルターについてははこちらの記事も参考にしてください。

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金魚にスポンジフィルターだけだと役不足の可能性が高い!金魚とスポンジフィルターの相性

スポンジフィルターというのはお手軽に使える反面、それだけでは、ろ過能力が不足する可能性も高いフィルターです。特に、大食いで糞の多い魚である金魚ともなるとエアレーション+スポンジフィルターだけという組み合わせだと、スポンジフィルターだけだと水槽のろ過能力が追いつかない可能性があります。(というか金魚の成魚飼育の場合メインでスポンジフィルターだけだときついです)

エアレーション+スポンジフィルターだけという金魚の濾過を考えているのなら、他の濾過を追加するか、ろ過能力不足を人力で補うために水換えのサイクルを早くしたり、ゴミ取り(低床の糞掃除)のサイクルを早めにすることが大切です。大きなスポンジフィルターが入っているから大丈夫という問題でもないので水質の悪化には十分注意しましょう。

ちなみに、金魚とスポンジフィルターは相性はいいのですが、なぜそれだけではダメなのかというとさきほどもいったように金魚が大飯食らいで大量に糞をするからです。大量に出た金魚の糞と餌の残りカスなど大きめのゴミはスポンジフィルターのスポンジを通過できず回収・分解されにくいことが多いです。

要は物理ろ過能力が不足するんですね。スポンジフィルターはシンプルで使えるフィルターですが、くれぐれも過信は禁物です。サブフィルターとして考えたほうが良いでしょう。

おすすめのスポンジフィルターは?とりあえずこの辺なら間違いなし!

さて、スポンジフィルターといっても実は各メーカーからいろいろな形状のものが発売されています。その中でも評判のいいものをいくつか紹介してみます。と、その前にスポンジフィルターを選ぶ際のポイントとしてスポンジは細目と荒目はどっちがいいのかという話から。

スポンジフィルターは沢山の種類があり、スポンジフィルターを選ぶ際、結構重要なのがスポンジの目の粗さだったりします。スポンジの目が荒くなれば目詰まりしにくくなるので、糞や餌で水を汚しやすい金魚には荒目のスポンジフィルターがおすすめです。

細目だと悪いというわけではないんですが、金魚のように水を汚す、ゴミをたくさん出す魚だと目詰まりをお起こしやすくなり、そうなってしまうとフィルター本来の物理濾過も生物濾過も効果が半減してしまいます(というか完全につまれば効果がなくなる)ので、こまめなメンテナンスが必要となります。

なので、個人的には金魚飼育ならばスポンジの目は極細、極小のものなのは選ばないことをおすすめします(^^)

テトラ スポンジフィルター ブリラントフィルター・ビリーフィルター

まずは、テトラ社のスポンジフィルターです。スポンジフィルターの中でもこのブリラントフィルタービリーフィルターは定番中の定番とも言えるでしょう。落ち着いた外観と細かい目のスポンジでシュリンプを飼育している人にもよく愛用されています。稚魚用の水槽に使用するのもいいですね。

定番中の定番だけに情報もたくさん溢れていてとっつきやすいスポンジフィルターです。

私は金魚水槽でも使用してますが確実にないよりあったほうがいいと思う働きはしてくれています。わりと手に入れやすいということもありおすすめです。初心者の場合、スポンジフィルター選びに迷ったらコレから!という感じでもいいですね。

スポンジフィルターなんかは水槽の中では地味でいてほしいのでこのような配色も素敵です。私はサブフィルターとして現在使用してます(^^)

ただ、金魚飼育用としては、ちょっとスポンジの目が細かいので使用する際、メンテナンス頻度は高めのほうが良いかもしれません。壁面にくっつけられるので、水槽の中をすっきりできるというメリットもいいですね~。


懐古堂 スポンジフィルター(特に金魚には定番)

懐古堂さんのスポンジフィルターは、特に金魚飼育が目的の人にはおすすめで、また知名度・人気も高いのではないでしょうか。そもそも懐古堂さん自体が金魚屋さんなので金魚飼育をする人は検討してみると良いでしょう。特徴として金魚向けということもあり、スポンジが大きく濾過能力が高いものが多いです。反面、大きさがある為、小さな熱帯魚用にというような用途ではフィルター自体に存在感がありすぎるものが多いでしょう。それなりに大型な魚のスポンジフィルターにはいいですね。こちらのフィルターも私は使用しています。

金魚水槽で確実に濾過の能力を発揮しようと思えばそれなりに大きなスポンジフィルターが必要なので、懐古堂さんのスポンジフィルターはかなりおすすめだと思いますよ!

また、スポンジも粗めなのでゴミもしっかり吸い取り、目詰まりもしにくいというのもいいですね(^^)

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lss スポンジ フィルター

lssスポンジフィルターも懐古堂さんのようにたくさんの種類があります。有名どころのメーカーに比べてもスポンジフィルターの種類が多く、利用者もたくさんいる人気のスポンジフィルターです。ぜひ、お好みのフィルターを探してみてください。大型魚にぴったりなものなどいろんなものが見つかりますよ。

こちらもスポンジの目が荒くて金魚には使い勝手がいいですね。

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エーハイム スポンジプレフィルター

最後にエーハイムさんからスポンジプレフィルターです。こちらは、定番の外部フィルターの吸水口に取りつけて使うものです。エーハイムの外部フィルターを使用している方はぜひ、使ってみましょう。外部フィルターのメンテナンスまでの間隔が伸ばせますし、単純に濾過槽がひとつ増えますので濾過能力のアップももちろん期待できます。稚魚や稚エビの吸い込み防止にもいいですね。

シンプルなのに奥が深いスポンジフィルターの仕組みや使い方:まとめ

いかがでしたでしょうか。アクアリウム歴が深い人でも浅い人でも、たかがスポンジフィルター、されどスポンジフィルターです。小型水槽のメインの濾過フィルターとして、大型水槽の補助的な濾過フィルターとしてシンプルですがとても奥が深い濾過フィルターです。

皆さんも自分の用途に合ったスポンジフィルターを探してみませんか?(^^♪ なくても困らない場合もあるけどあったら、あったでスポンジフィルターはきっといい仕事してくれることが多いと思うのでおすすめですよ!

 

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