金魚をベアタンクで飼育する!どんなメリットとデメリットがあるの?

可愛い金魚ベアタンク

みなさん、ベアタンクって知っていますか?簡単に言えば、底砂などを敷いていない飼育方法ですね。熱帯魚と金魚を飼育している方は、熱帯魚は水草水槽で、金魚はベアタンクでという方もいることでしょう。なぜ、わざわざ、飼育方法をそんなふうに分けるのか?金魚のベアタンク飼育にどんなメリットがあるのか?を知っておきましょう。

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ベアタンクのメリット

金魚に限りませんが、金魚や大型魚をベアタンクで飼育するとメリットがいくつもあります。それでは、ベアタンク飼育のメリットをあげていきます。

水槽自体の掃除が楽になる

これが金魚のベアタンク飼育が多い一番の理由なのかもしれません。金魚に限らず、特に大きくなる魚や糞が多かったり、水をはやく汚しやすい傾向にある魚の飼育はベアタンク水槽の方が掃除が楽な場合があります。コケが生えれば、底を磨けば良いし、底に糞やゴミが溜まればそれをスポイトで吸い取ったり、フィッシュネットですくい取ったりすればいいだけです。汚れた場所やゴミのある場所も一目瞭然です。

とにかくコストが安い

水草や、底床が一切必要なくなるため、初期費用も安いです。水草用のヒーターや肥料なども一切必要ないので長く飼育することを考えてもランニングコストは当然安上がりです。

金魚だけを楽しみたい人にベアタンクは最適

ベアタンクに金魚だけしか入っていなければ、魚だけを快適に美しく見れる環境を整えれば良いです。水草や底床がある場合は照明の色や種類、その水草が金魚に食べられないか?その設備で水草は育つのかという風に考えればならないことがたくさんでてきます。

また、金魚の目や粘膜を守るために、とがった流木や石等のアクセサリーの使用は避けたほうが良い場合もありますのでベアタンクなら、いろいろと頭を悩ませることも減らせますね。金魚がぐったり、していたり、体調を崩している場合なども障害物が少なければ発見しやすいです。


▲こうやって見るとベアタンクもいいですよね(*^^*)

ベアタンクのデメリット

金魚のベアタンク飼育についていいことばかり書いてみましたが、当然、ベアタンク飼育にはデメリットもたくさんあります。次はデメリットについてあげてみます。

金魚の排泄物やゴミや汚れが目立つ

ベアタンク飼育だと底床は敷いていないし、水草もないため(またはほとんどない)水槽の中の見晴らしがいいです。この記事の最初の方で、汚れた場所やゴミのある場所も一目瞭然ですと書きましたが、これは、掃除する際にはいいですが、そうでない場合、なかなか掃除できない場合には逆効果です。底床・底砂を敷いてあるような水草水槽などでは目立ちにくいような水槽内のゴミや汚れが目立つことになります。

掃除の回数が多くなる、高性能な濾過器が必要になる?

何度かいいましたが、金魚はとても食欲旺盛で糞も多く、水を汚しやすい魚です。にもかかわらず、本来なら大量に濾過バクテリアが棲みつくはずの底床には大磯などの底砂などは一切ありません。濾過器も回っているはずなので水中や水槽の壁面に多少は濾過バクテリアが繁殖するとは思いますが当然、底床有りの飼育環境に比べると濾過バクテリア等、生物ろ過の力は不足しますので水質の悪化速度は早まります。もちろん、水中の余計な養分を吸収してくれるはずの水草が少ないというのも水質の悪化が早まる原因になります。

この大きなデメリットをなくすには、水換えの頻度を早くする、または大きい濾過フィルターや強力な濾過フィルター(主に外部濾過フィルターや大きな上部フィルター等)を使うしかありません。投げ込み式の小さな濾過フィルターだけでは当然、水換えの回数を増やして対応する必要があります。

ベテランの金魚ブリーダーさんはベアタンクで飼育している人も多いですが、簡易なスポンジフィルターにしても大きなものを使っていたり、道具に拘っていたり、水換えを早めにすることで(経験から水換えのタイミングがわかるのでしょう)金魚に快適な水質を保っています。

▲スポンジフィルターにしてもこのような高性能なものがおすすめです。

金魚のフン

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▲糞の掃除についてはこちらの記事を参考に!

▲こういったアイテムで糞を強力に回収するのも有効。

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▲低コストで濾過能力も高い底面濾過ですが、底床に濾材のないベアタンク飼育で使用できません。

 

金魚が落ち着かない?

底床入りの水槽に水草を植えたり、アクセサリーを入れたりすると金魚が時折、物陰で休んでいる姿が見られます。やはり、自然の環境に存在する水草は好きなんですね。ずっとライトで照らされていたり、逃げ場のないベアタンクだと金魚が落ち着かずストレスが溜まったりする可能性がないとは言えません。

まとめ

さて、金魚のベアタンク飼育について書いてきましたが、やはり、一長一短ですね。とにかく、安くあげたい人や頻繁に水換えができる人、水草などに興味がなく金魚だけを観賞したい人、強力な濾過器が用意できて余裕を持った数で金魚を飼育できる人などにはオススメです。

逆に、水換えの頻度を減らしたい人や掃除をあまりしたくない人には、ベアタンクは水質の維持に頻繁な水換えをする必要があるのでおすすめできません。(金魚の数と水量のバランスがとれて、なおかつ、グリーンウォーターで飼育したいベテランさんなら水換えなどを減らせるかもしれませんが)

これから、金魚を飼育しようとしている人でベアタンクにするべきか?と考えている人に参考にしていただけると幸いです。

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