金魚を購入する際、元気な金魚の見分け方って知ってますか?金魚の飼育をこれから始めようという初心者の方は、元気な金魚の選び方とそうでない弱った金魚の見分け方などわかってますでしょうか?もちろん、飼育したことがないのだから知らない人がほとんどですよね。でも、良い金魚、元気な金魚を選んだか、弱った金魚を選んだかで飼育を始めたその後の展開が大きく異なってくるんです。まずは、簡単にでもいいので金魚を買いに行く前に金魚の選び方を覚えておきましょう。
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元気な金魚を選ぼう!
まずは販売されている金魚を良く見て活発に泳ぎまわっている金魚を探しましょう。大量に飼育されている場合は、他の金魚から離れて底の方に沈んでいたり、大人しいなと思う金魚(もちろん性格が大人しいのかもしれませんが)は弱っている可能性が高いです。
何も考えずに好みの色柄などで判断してしまうと、正しい飼育方法をとっているのにもかかわらず、短命に終わってしまうことでしょう。それくらい最初の金魚選びは重要ですので慎重に金魚を選びましょう。
金魚の泳ぎ方にも注目してみる
とてもわかりやすい症例でいくとピンポンパール(上記の写真)や琉金は転覆病(その名のとおり、体がひっくり返り転覆する)を発症しやすい種類のメダカなので頭をずっと下に向けたまま泳いでいるような個体は今は大丈夫でも将来、転覆病を発症する確率が高いと言えます。
ミックス金魚の場合はいろいろな金魚がいると思いますが特に、品種分けされている金魚の場合は個体に品種の特徴がしっかりと現れているものを選びましょう。例えば、琉金の場合は丸い体に高い体高、美しいヒレが特徴です。その上で好みの色がを見つけましょう。
背びれのないらんちゅうなどでいうと背中のラインの美しさ、らんちゅうの特徴ともなる肉瘤で選ぶのもいいでしょう。こういった背びれのない金魚達はプラ舟・トロ舟などで上から鑑賞、飼育するのが一般的なため、上見の美しさは特に重要です。元気な金魚を選ぶというのは当たり前ですがやはり、良い金魚というのはしっかりとその品種の特徴が表現できているものと考えましょう。
ヒレの状態・鰓の状態・鱗の状態をチェックする
まずは、見た瞬間に目に入ると思いますが、ヒレの状態を確認しておきましょう。状態のいいヒレは左右対称で、欠損がなく、白いつぶつぶなどもついていません。少しでもヒレがおかしいと思った場合、体型に欠陥がある場合や病気の疑いもあるのでその個体は避けるようにしましょう。
鱗の状態はささくれていたり、鱗がめくれていないようなものを選びましょう。病気になると鱗に症状がでるものがたくさんありますので、必ず、色艶の良い綺麗な鱗の金魚を選びましょう。鰓(エラ)の状態などを見てもずっとパクパクしているような金魚は選ばないようにしましょう。病気になっている可能性、弱っている可能性が高いです。もし、病気の個体を選んでしまっていた場合はこちらの記事も参考にしてください。▶金魚の病気と回復の方法
同じ水槽に状態の悪い金魚がいる場合も注意が必要
金魚を選ぼうとしている水槽のなかに明らかに病気の個体や水槽の中で死んでいる個体がいる場合や、水槽の水が濁っていたりする場合は注意が必要かもしれません。
そういった場合は、今は元気に見える個体も実は病気に感染していたりする可能性がないことはありません。もちろん、ベテランの飼育者ならトリートメントなどで金魚を回復させるからいいやと思うかもしれませんが、金魚飼育の初心者はそういった水槽から金魚を選ぶのは控えたほうが良いでしょう。
最期に自分の気に入った金魚を選ぶ!
らんちゅうなど金魚の品評会での入賞を狙うような場合は別として、一般的に金魚を鑑賞して楽しめればいいと言う方は、上記の条件をクリアした上で納得した個体を選びましょう。
金魚は初心者の場合、同じ品種なら全て同じように見えますが色柄の違いはもちろん、体型やヒレの大きさ、美しさなども意外と個体差があるものです。
例えば、こういった理由から同じ種類の金魚でも日本の飯田産、弥富産、またはブリーダーの名前などで分けられて販売されています。大きく分けても中国産の金魚や、日本産の金魚という分け方もされていますので選ぶ際は同じ品種でもじっくりと観察をして気に入った自分だけの一匹を見つけましょう。その後の愛着も湧いてきますよ。
目視できないネット通販で金魚を選ぶ場合
ネット通販やオークションでも金魚は頻繁に取引されていますが実際に自分の目でみることのできない通販では少しでも良いお店、信頼できる金魚屋さんをみつけることが重要です。
もちろんこのサイトでよく紹介させていただくチャームさんなどはとても大きな会社で信頼感もあると思いますが、オークションや専門店での購入の場合はそのお店の歴史や評判、発送方法などを十分に調べた上で購入するようにしましょう。
まとめ
今回は特に初心者が元気な金魚を選ぶというところに焦点を当ててみましたが、もちろん品種ごとでもグレードなどがあるようにその種ならではの基準・選び方があります。金魚の世界は奥が深いものですね(*^^*)