金魚の底砂の選び方と注意点!何も考えずに底砂を選んでませんか?

金魚の底砂

金魚を飼育する時、皆さんは底床、底砂を入れていますか?もし、知らずに底砂を入れずに生体を飼育している人がいたら金魚の飼育をより難しくしたり、金魚の楽しみ方で損をしている部分があるかもしれませんよ。金魚の底砂について紹介してみます(^^)

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金魚の飼育にとって底砂とは?

金魚の飼育をする人には底砂(砂利)をいれる人、いれない人、それぞれの考えがありどちらが100%と正しいとも言えません。ただ、底砂をいれることのメリットもいろいろとありますので知っておきましょう。

底砂は金魚にどういった影響を与える?

多くの人は観賞魚を飼育する時に底砂を敷くと思いますが、やはり金魚の飼育も例外ではなく底砂を敷いて飼育している人のほうが多いのではないでしょうか。底砂が金魚と水質にどういった影響を与えるのか考えていきます。

底砂が与える水質の変化

底砂は場合によっては、金魚の飼育水の水質を変化させたり、安定させたりする効果があります。例えば、ソイルを敷けば弱酸性の水質に安定させやすくなります。また、大磯砂などを使用すれば、場合によっては弱アルカリ性にも傾きます。底砂を選ぶことで水質を完璧にではありませんがコントロールすることもできるということです。

金魚は丈夫な魚なので弱酸性~弱アルカリ性まで十分に対応することができますのであまり底砂が水質に与える影響は考えなくてもいいかもしれません。ただし、珊瑚砂など底砂から成分が溶け出すような底砂の場合は極端に水質をアルカリ性に傾けたりするので注意が必要です。やはり、見た目だけで決めるべきではありません。

底砂を変えることによる金魚の体色の変化

底砂の色は金魚の体色にも影響を与えます。白い色の底砂を使用し、白い容器で金魚を飼育すると黒い部分と赤い部分がどんどん薄くなってくる場合があります。金魚の体色を引き立てる為には黒い底砂や濃い色のバックスクリーンや黒や茶の飼育容器を選んだ方がいいでしょう。(色が薄くなるとは書きましたが金魚の体色の変化は単純に底砂だけできまるわけではありませんので、必ず色が薄くなるとも言えません)

金魚の飼育者に与える影響は?

金魚の飼育者に対する影響というと変ですが、底砂の選び方によってその後の金魚飼育の方法は変わってきます。

メンテナンス・掃除がやりやすくなる、やりにくくなる

底砂をいれることによって掃除のしやすさでいえば面倒になります。砂利などの場合は底砂をだして水槽や飼育容器を洗うこともできますが、ソイルなどになるとリセットする時以外は掃除でも簡単には取り出すことはできません。やはり飼育容器の掃除や水換えという意味では底砂を敷かないベアタンク飼育の方が楽です。

ただ、後でも書きますがベアタンクの方が底面の汚れも目立ちますし、濾過バクテリアが定着するはずの底砂がないので濾過能力の高い濾過器を使わないと、結局、水換えや掃除の回数は増えてしまうことになります。

純粋に金魚が泳ぐ姿を楽しむという意味ではベアタンクも綺麗です▼

金魚水槽の見た目のイメージが一新する

機能面とは関係なく、観賞魚である金魚を飼うのだから見た目も重要な要素です。明るい色の底砂をいれれば水槽の中はとても華やかになります。反面、明るい色の底砂をいれると前述したとおり、金魚の色が薄くなるかもしれないというデメリットもあります。また、美しい水草の中で金魚を泳がせようと思った場合は、ソイルを選ぶ必要がでてきます。

もちろん、大磯砂や砂利の底砂でも植えることのできる水草はありますし、アヌビアスやミクロソリウムなど活着する種類の水草や、植え込まなくていい水草なら底砂は関係ありませんが、いろいろな水草を使いたい場合、美しい水草の茂る水景を作ろうと思えばソイルになってしまうのではないでしょうか。

金魚の底砂の紹介

それでは、前述した内容を踏まえた上で底砂をいくつか紹介してみます。用途によって選ぶようにしましょう。

金魚には大定番の大磯砂

大磯砂は金魚の飼育には大定番で、底砂に迷ったらこれという方も多いのではないでしょうか。この大磯砂のメリットは、掃除が簡単なこと場合によっては弱アルカリ性になりますが、ほとんどの場合は金魚飼育なら気にせずに使えること、かなり限定的にはなりますが水草を植えることができることなどでしょうか。色も黒系なので金魚を綺麗な色で見せることもできます。まさに定番中の定番の底砂ですね。大磯砂については他の記事で詳しくて書いてみましたのでそちらも参考にしてください。▶大磯砂は金魚に最適?そもそも大磯砂って何だか知ってますか?

定番の大磯は落ち着くね~!

汚れの吸着に効果大?麦飯石

麦飯石は多孔質で濾過バクテリアが棲みつきやすく、汚れも吸着しやすい、ミネラルが水中に溶け出し魚を健康にするなどの効果があります。ただし、多孔質というのも汚れを吸着して穴が詰まってしまえば、効果は薄くなりますので、ずっと麦飯石の効果を発揮してくれるわけではないようです。定期的に交換することを前提として底砂にするのならいいと思いますが、長い間使い続けたい場合は???となります。汚れ吸着や水質改善などの効果を求めるなら、むしろ濾過器の中に入れて濾材として使用したほうがいいかもしれません。参考記事▶麦飯石(ばくはんせき)って?金魚の飼育やアクアリウムに使う効果

水がピカピカになるのが嬉しい~

新五色石で水槽を華やかに!

水槽を華やかにする美しい底砂です。水槽は華やかで見た目も美しいのですが、金魚自体の美しさを長期にわたって楽しもうという時は明るい色の低床はどうかな(理由は前述したとおり、金魚の体色が薄くなりやすい為)と思います。もちろん、細かいことは気にせず美しい水槽にしたいという方は、大磯砂などの砂利と同じような感覚で楽しめる美しい底砂です。

水槽がすごく豪華になるでしょ!

シックだけど高機能!ブラックゼオライト

多孔質であるゼオライトの特性や機能で水を清潔にできる上、引き締まった黒で金魚を美しく見せてくれます。個人的には多孔質ということもあり、麦飯石などと同様どのくらいまで効果が続くのかという疑問は残りますが、色も黒いので金魚の体色も薄くせずに引き立ててくれるのではないでしょうか。

かっこよくて水もピカピカ!

水生植物の土

屋外で水生植物である睡蓮などを育てるのには最適です。もちろん、金魚にも悪くありません。ただ、水草などを楽しみたいという目的がない限り屋内で使用するメリットは特にないような気もします。もちろん、見た目で自然な水景を演出するネイチャーアクアリウムなどにしたい場合にはよいかもしれませんね。

睡蓮とか植えてもらえると嬉しいなあ~

ソイル

ソイルといえば、土を粒状に固めたもので水草を美しく繁茂させたい場合はこれを選ぶことがほとんどではないでしょうか。ただし、大磯砂やその他の砂利のように底砂をジャブジャブ洗えるほどお手軽ではありませんので一度ソイルでレイアウトをつくってしまうとリセットするまではしばらくソイルを使用することになります。また、ソイルは長く使っていると粒が壊れてきますので他の砂利などに比べると消耗品ともいえます。金魚飼育では悪いことが目立つようですが、水草の美しさを楽しみたい場合には最適な選択ともいえます。

水草を植えると金魚の赤と水草の緑が美しいよお~!!!!

ベアタンク

水が汚れやすいからお掃除と水質管理をしっかりね

いわゆる底砂をひいていない状態の水槽です。濾過バクテリアが定着するはずの底砂が入っていないので水が汚れやすいです。ただし、その点は濾過器を能力の高いものにしたり、小まめに水換えや掃除をしてあげれば問題ありません。金魚飼育ではベアタンク派の人もたくさんいますのでこれが悪いというわけでもありません。

掃除の回数は増える可能正がありますが、純粋に金魚だけを楽しみたい方、掃除やメンテナンスの回数が増えることを気にしない方には向いている飼育方法とも言えます。

金魚の底砂の選び方と注意点:まとめ

結局、金魚を飼育する際の底砂選びに関してはどれが正しいというわけでもありません。選び方としては、金魚の色を引き立たせることを重視して、大磯砂やブラックゼオライトなどを選ぶか、汚れの吸着性などを重視して麦飯石を選ぶか、水草を植えたいからソイルを選ぶなどの選び方でいいと思います。

選択は簡単ですがいったん敷いてしまうと交換はそれなりに面倒な作業ですし、場合によっては底砂交換は金魚にも負担をかけることになりかねませんので、底砂選びをする時は自分がどういった水槽にしたいか、どういった楽しみ方をしたいかということをよく考えて底砂を選んでみてくださいね。なお、今回、紹介した底砂はほんの一部なのでぜひいろんな底砂を検討してみてください

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