色々な効果がある金魚の塩浴!塩浴の方法と効能を知って金魚を元気に!

金魚がいっぱい

塩浴・塩水浴って知ってますか?アクアリウムをやっていく(金魚などは特に)うちに必ず、耳にするであろう言葉だと思います。それでは、塩浴っていったい何なんでしょうか?知らない方は、ぜひ、知っておきましょう(^^)

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塩浴・塩水浴って知っていますか?

塩浴・塩水浴は金魚に限らず観賞魚にとってよくおこなわれる病気の治療法や体力の回復方法で昔からおこなわれてきました。さて、塩水につけると、なぜ金魚の病気が回復するのか、金魚の体力が回復がするのか知っていますか?正しい知識をみにつけて塩浴の効果と方法を知っておきましょう。

金魚に塩浴・塩水浴を行う理由

体力が落ちた金魚や、病気の金魚に塩浴を行うのはちゃんとした理由、科学的な根拠がありますので1つずつ説明していきます。

浸透圧の調整による金魚の体力回復

塩浴の効果を考えるとき、知っておかなくてはならない言葉の1つに浸透圧という言葉があります。それでは、浸透圧について説明していきます。

通常、金魚の体内の塩分濃度は、約0.5%~0.6%程度の数値に保たれています。金魚は淡水魚ですので、金魚の体内のほうが外部の水より塩分濃度が高い状態になっています。この状態は浸透圧により常に金魚の体内に水が入ってくる状態です。

水分が入り続けると、細胞が破裂してしまうといわれいて必要の無い余分な水分を尿として排出しています。金魚が自分で調節しているということですね。この負担を金魚の周囲の水の塩分濃度を体内の0.5%~0.6%程度に合わせることによって減らし体力を回復させようということです。

下の動画は転覆病の金魚を塩浴させているようです▼

浸透圧の調整による金魚の体力回復は間違い?

前項で書いたのが一般的に知られている浸透圧の話ですが、一方でこれは間違っているのではないかという話しもあります。何故、そういった話があるのかというと、そもそも金魚を飼育している飼育水には塩分濃度は0.5%もなく水を体内に出し入れしたりそれを調整したりもしていないという意見です。

それと金魚には、ミネラルの出し入れを行い体内でミネラルバランスを保つという作業を行っています。金魚もミネラル成分がゼロの状態では生きてはいけないので、極端に高度が低い場合はアクアソルトなどを添加して、ミネラルを補給してあげるという治療法があります。金魚の浸透圧の話しはこの話と混同されているとも言われています。

さて、浸透圧の話しは間違っているという意見もあるものの、長くからやっている金魚屋さんもこの浸透圧を調整して金魚の体力を回復させるという話しを本で紹介したりもしています。実際にどうなのかはわかりませんが、金魚にとって体力を回復させたり、病気を治療する効果は他にもありますので続きをお読み下さい。

塩浴・塩水浴による殺菌効果

単純に塩(塩化ナトリウム)には殺菌作用があり、塩分に弱い寄生虫や病原菌などを殺菌する効果が期待できるとされています。それでもたった0.5%の濃度だし、たいした殺菌作用はないんじゃないの?と思うかもしれません。0.5%程度の濃度の塩水でなぜ、菌を殺す殺菌効果があるのかと言うと、先ほどの浸透圧を利用した脱水作用による殺菌作用も期待できるからです。効果はいろいろあるようですがいずれにしても塩浴には殺菌という効果もあります。

金魚の粘膜を再生しダメージを回復する効果

塩には新陳代謝を高め、傷の回復を早めたり、粘膜の再生を助ける効果があるとされています。体力の落ちた金魚の粘膜の再生を助けることができれば、金魚は寄生虫や最近などから身を守ることができ、金魚自体が持つ体の保護能力を高めることができます。さらに他の回復効果も期待でき、塩素や、アンモニア、亜硝酸、硝酸塩などから受けるダメージも回復させる効果があるともされています。icon

観賞魚用の薬に比べて安全で扱い安い

もちろん、100%安全というわけではありませんが、観賞魚用の他の薬に比べるとリスクはおさえることができます。観賞魚の薬はいくら魚用の薬といえ金魚から多少の体力は奪うことになります。また、薬というだけあり、使用する水温にも気をつけなければいけなかったり、他の薬と同時に使うと危険だったり、効果が期待できる分、使用方法が難しい一面もあります。下手な使い方をすると金魚を弱らせたり死なせてしまう可能正があります。そういった場合に比べればですが0.5%の濃度の塩水ならそこまでのリスクを負うことはありませんので、薬に比べると気軽に使用できます。

塩浴・塩水浴を行う際の注意点

金魚に塩浴・塩水浴をさせる場合、お気軽にできるものとしてとらえている方も多いかもしれませんが注意しなければいけない点もいくつかありますので知っておいてください。

アンモニア中毒に注意

塩浴をさせる場合に気をつけることももちろんあり、その一つのリスクがアンモニア中毒です。以外と見落としがちですが、塩欲をさせる場合は本来飼育している水槽からは隔離して、別の水槽やバケツなどで塩浴させることになると思います。

その場合は、バクテリアがいない新しい水になりますので長期の飼育になるほど、どんどんアンモニアが分解されずにたまりつづけることになります。対策としてはもともと水量の多い大きな容器で塩浴させることや、小まめに水換えをしながら塩分濃度を保つということなどでしょうか。アンモニア中毒には要注意です。

0.5%の塩水といえど金魚に無害ではない

たった0.5%だから金魚に無害かといえばそうではありません。もちろんリスクは低いですが金魚もいきなり、0.5%の塩水にドボンといれられるとショックをうけることになります。温度合わせや水あわせをしながら金魚を塩水に移動するようにしましょう。

塩水が苦手な固体、塩浴を行うべきではない金魚もいる

人間でも体質があるように、金魚にも個体差はあります。0.5%ぐらいの塩水なら大丈夫と思うかもしれませんが、それすらダメという金魚ももちろんいます。塩水に移動して塩浴しているときは、金魚が弱っていってないか注意してください。明らかに動きがおかしい場合は塩浴を中止するという考え方も必要です。

また、太っている金魚も塩浴が苦手な場合がありますし、松かさ病などの鱗が開いた状態の金魚には塩浴は行うべきではありません。

塩水を作る為に使用する塩の選び方

塩の選び方についてはいろいろな意見があるようですが、一般的な意見では添加物の少ない塩を選ぶといったところがポイントでしょうか。塩を使用する際に、ミネラルが多い方がいいというような方もいますがそれはそれで、水質をアルカリ性に傾けたりという可能性もありますので極端なものは良くないと思います。

もちろん、ほかの薬と同時に使用しない、使用する場合は薬の成分と塩化ナトリウムが化合して、薬の本来の効果が薄まったり、逆に金魚にとって危険な成分が生成される可能性もありますので十分に注意する必要があります。

いろいろと書きましたが、塩は極端にミネラルが豊富なものなどを使用せず添加物の少ない一般的な食塩なら大丈夫という意見がほとんどです。不安な方は下記のような専用のものを使うのも良いでしょう。

金魚先生
塩水浴で体力の回復をお願いします・・・!

塩浴をさせる場合の金魚の餌について

基本的に塩浴をさせている間は餌を与えないほうがよいです。体長のすぐれない金魚にバクテリアのいない水、水質が悪化する理由しかありません。それでも、心配な場合もあると思いますし、稚魚の場合は餌を与えないことによって死んでしまうこともありますし、成長した金魚といえど長期間になると餌を与えないと飼い主が不安になってきます。

餌を与えれば水が汚れるものという自覚をしっかりもち、餌を与えるのなら毎日のように水換えする必要があります。通常なら1/3程度の水換えかもしれませんが、ろ過バクテリアのいない、ただ水質の悪化した水を残してもしょうがないので、水換えする時は全部の水を換水するようにしましょう。

塩浴・塩水浴の行い方

それでは実際にどういった手順で塩浴をさせるのか、今回はバケツやタライを使った方法を書いていきます。※人によって推奨する方法に個人差はあると思います。

まずは塩浴に必要なものを準備する

塩浴に使用するものをあげていきます。まずは、10リットルの容量のバケツ(10リットルが絶対というわけではない)を二つ、エアレーションをするためのセットである、エアポンプやエアストーンを用意します。バケツにはカルキ抜きしてエアレーションをしていた水が理想的です。それともちろん塩が必要です。

まずは塩水を作り金魚を入れる

カルキ抜きした水を使いバケツに0.5%の濃度の塩水を作り、(水1リットルに塩を5g入れれば0.5%の濃度の塩水ができあがりです)その水をエアレーションでなじませ、水あわせと水温合わせを行いながら金魚をゆっくりと入れます。(前述しましたが急に入れると金魚がショックを受けます)これで塩浴が始まります。エアレーションは使用しておいたほうよいでしょう。

塩浴している水の換水をする

最初にバケツを二つ用意すると書いたのはこのためで、二日目にもう一つのバケツに同じ濃度の塩水を入れた同じ環境を作り、金魚とエアレーションをしているエアストーンを移動させます。移動させたら、初日のバケツは洗って、次の日にまた新しい水で塩水をつくり同じ環境を作り金魚をそのバケツに移動します。要はこれを繰り返すというだけです。

そうすることで常に糞やアンモニアが溜まらない新しい水で塩浴させることができます。この方法なら餌を与えても次の日には水がすべて入れ換わりますので安心できますね。

金魚先生
塩水浴で手軽に塩水の濃度を確認できて便利!

塩浴を行ったからとって必ず金魚が回復する訳ではない

塩浴の効果は療養や除菌などといった狙いで行われることが多く、金魚があまりにも弱っていれば塩浴をさせたからといって回復するとは限りません。また、塩浴が体力を回復してくれるからといってずっと塩水で飼育するのもダメです。金魚の健康を保つ、または初期症状に敏感に気づいてあげられるよう日々金魚の様子を観察するというのが大事です。病気の場合はこちらの記事も参考にしてください。

金魚の病気の種類と対策についてのポイントまとめ!はこちら▼

金魚の病気の種類と対策についてのポイントまとめ!

2017.01.12

塩浴・塩水浴について:まとめ

塩浴は金魚や観賞魚の飼育では昔からよく行われる方法で正しい方法で行えば必ず金魚にとっても役に立ちます。正しい効果と方法を身につけ、正しい塩浴をさせることができるようにしましょう。

※金魚の塩浴を行う場合は必ず飼育水槽とは違う容器で行ってください。飼育水槽に塩を入れてしまうと水槽内の環境を壊すことになる可能性が高いです。

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