金魚を飼育したいので買ってきた!けどすぐに死んでしまった、一週間もたたずに金魚が全滅してしまった・・・そんなことありませんか?もちろん、アクアリウム初心者や金魚飼育の初心者だけだとは思いますが、今回はそのことについて書いてみます。※上の画像の引用元はこちら。金魚に対する思いやりが感じられますね。
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金魚が死んでしまった原因
金魚が一週間以内に全滅したということは、死なせてしまった金魚の飼育者の飼育方法や、運搬方法、飼育環境などに致命的なミスがあるということです。下記に死因と思われるものをあげていきますので、全滅させてしまった方は参考にしてみてください。
金魚が酸欠になっていませんか?
金魚は鰓呼吸で酸素を消費します。もちろん水中の酸素が無くなれば人間と同じように酸欠になってしまいます。水槽や水鉢など飼育容器の酸素が足りなければ当然酸欠になります。金魚をたくさん入れすぎ過密飼育になっていませんか?水面の狭い容器で飼育していませんか?エアレーションが必要じゃないですか?酸欠になると金魚が水面でパクパクする鼻上げという行動をはじめますので、金魚達が鼻上げをしていないか注目してみてください。
ちゃんとカルキ抜きした飼育水を作りましたか?
水道水にはカルキを入れることで人間には殺菌された安全な水ができあがりますが、体の小さな金魚等の水棲生物には劇薬となる程の量かも知れません。エビなどに比べると金魚ははるかに丈夫で、カルキ抜きしなくても平気なように見えますが、全く影響がないかといえばそうでもく明らかなダメージを受けることもあるかと思います。カルキ抜きはしっかりやっておくことをおすすめします。
金魚飼育の水質について気をつけてますか?
金魚は中性が適していると言われますが、弱アルカリ性でも弱酸性でも、おそらく元気に飼育できることでしょう。ただし、購入したお店の環境が、弱酸性で自分の飼育環境が弱アルカリ性ならかなりの水質変化ですね。魚には急激な水質の変化による、ph(ペーハー)ショックという状態がおこります。ph(ペーハー)ショックは最悪の場合、あっという間に死んでしまうほど危険です。水質の確認や水合わせは慎重にやっておきましょう。もちろん、急激な水温変化なども厳禁です。
アンモニア中毒など、水質の悪化
金魚が初めてやってきた、新しい水槽には濾過バクテリアはいますか?おそらく最初から水を作ることになるので濾過バクテリアができていないの水からのスタートでしょう。濾過バクテリアがいない水は、金魚の排出物から発生するアンモニアなどの有害物質を分解できませんので飼育容器に有害なアンモニアなどがそのまま溜まっていくことになります。濾過バクテリアが発生するまでは、特に餌を控えて糞や尿など排泄物を出さないようにしたりする注意が必要です。
そもそも金魚が弱っていた、病気にかかっていた可能性はありませんか?
購入してきた金魚は、お店からあなたのお家の水槽まで、移動する間、車に揺られたり、場合によっては船や飛行機に揺られたり長旅をしてきています。その為、弱っていたり病気にかかっていたという可能性はありませんか?
もしかすると、購入したショップの同じ水槽にいた金魚が病気で、すでに病気をもらっていたのかもしれません。そういった場合は体力を回復する為に塩水浴をさせ様子を見てみるのもいいでしょう。もし、他の金魚がいる水槽に入れる場合は、他の金魚にまで病気をうつしてしまう可能性がありますので気をつけましょう。
濾過フィルターは入れていましたか?または水換えはしていましたか?
金魚を飼育している水は一見汚れていないように見えても餌の残りや糞などの排泄物で日々汚れていっています。その為に濾過フィルターは必要ですし、水換えも必要になります。もし、濾過フィルター無しで飼育するようなら水量や金魚の数にもよりますが、より頻繁に水換えが必要になります。(全ての水を入れ替えるのは、せっかくできた濾過バクテリアを捨ててしまうことになり、水質も急激に変えることになるのでやめましょう。例えば、3分の1ずつの交換等にとどめる)水質を悪化させる原因は目に見えるものだけではないということを気にかけておきましょう。
まとめ:金魚が死んでしまった原因について
ざっと書いてみましたが、もちろんまだまだ他にも要因はあると思います。もしよろしければ、他の記事と合わせて読んでいただければもっと詳しく理解できると思います。これらの記事が皆様の金魚飼育のお役に立てれば嬉しいです。