丹頂は金魚の中でもとても美しいことから目にすることが多い金魚ですね。まずは、丹頂から飼育を始める人も多いかと思います。金魚の中でも産地などにもよりますが、比較的手に入れやすく、美しいのに安価で販売されていることも多いのでぜひ、丹頂と言う金魚を知っておきましょう！
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金魚の中でも頭の赤いタンチョウという品種の金魚！
皆さんは丹頂という金魚を知っていますか？頭の赤いあの金魚です。もともとは中国産の金魚で、昭和30年代に日本へと輸入されてきました。その美しさと人気から現在では日本全土へと広く普及したお馴染みの金魚といえますね。もちろん、現在販売されている丹頂は日本産のものもたくさんいます。
丹頂という金魚の特徴を詳しく知ろう
丹頂という名前だけあって、その由来はあの鶴の丹頂（丹頂鶴）からきています。鶴の丹頂とは違いますが、金魚の丹頂は頭部に赤い肉瘤を発達させ、他は全て真っ白という、まさに日の丸ラカーで美しい、日本人好みの配色をした金魚だといえます。また、日本では丹頂という名で親しまれている金魚ですが、英名ではレッドキャップオランダ、中国名は紅頭という名がついています。
丹頂のシンボルである頭の赤と赤い瘤について
丹頂と言う名の金魚で、大きく成長したものを想像すると赤い肉瘤がもこもこと盛り上がって発達しているものを思い浮かべるかもしれませんが、必ずしもそういうわけでもありません。中国から来たものは飼育していて加齢により肉瘤の大きくなりやすいオランダシシガシラ型で、日本産まれのものには肉瘤がそれほど発達してこない琉金型のものもいます。
飼育方法や加齢により、肉瘤の発達は変わってくる為、餌による肉瘤の発達の差はそれほどありません。その為、どこ産の丹頂かわからない個体の金魚を飼育していると思ったより肉瘤が発達しなかったり、想像以上に発達する場合もあります。ただし、金魚の品評会などで見かけるような肉瘤が盛り上がっていて優秀とされるような個体には良い血統と特別な飼育方法でなければ成長しません。
品評会などを目指す人には瘤の盛り上がりなども気になるとは思いますが丹頂という金魚の魅力は瘤の盛り上がりだけではなく、その配色にもあると言えるでしょう。肉瘤が発達しすぎると下の写真のように目が埋もれてしまう場合もあります。ここまでくるとやはり金魚に可哀想ですね。
丹頂の目が隠れる
丹頂という金魚の飼育してみる。飼い方は難しい？注意点は？
丹頂という金魚を実際に飼育することを考えてみると飼育方法は難しいのでしょうか？
飼育は簡単！丹頂の育て方は他の金魚（琉金など）と変わりません
いきなり見出しのタイトルで答えてしまいましたが、基本的に琉金の飼育と同じようなもので琉金やオランダシシガシラの感覚で飼育していれば問題ないと思います。より鮮やかな赤にしたい場合は金魚の色揚げに有効なウキクサを与えたりグリーンウォーターで飼育したりした方法でよいでしょう。また、市販の人工餌にも色揚げ効果のあるもの、色揚げ用の餌がありますのでそちらを使うのもよいですね。
詳しい丹頂の飼育方法、育て方は琉金とほぼ変わりません。もちろん繁殖や混泳についてなどもほとんど琉金と同じですね。ということで琉金の記事を参考にして下さい。
丹頂という金魚の種類
実は一言で金魚の丹頂と言ってもやはり、その金魚の丹頂という中でも数種類の品種がありますので紹介してみます。
高頭丹頂（こうとうたんちょう）
名前の通り高頭の丹頂なんですが、頭の赤い瘤の部分がモコモコと盛り上がった丹頂です。通常ホームセンターなどで安く販売されている丹頂は、頭は赤いけど盛り上がりはしていないのではないでしょうか。頭の盛り上がりが凄すぎて、上の動画でも紹介したように目が潰れてしまうようなことがおこるのも困ったことですが、丹頂の特徴である頭の赤が強調されることから、大変人気のある丹頂の品種です。
飯田丹頂（いいだたんちょう）
飯田丹頂は、簡単に言ってみると金魚の産地として有名な長野県飯田産のブランド丹頂 金魚で、真っ赤な飯田琉金などでも有名ですね。こちらも高頭丹頂などが人気で、さすがに国産のブランド金魚でお値段もお高めです。
丹頂という金魚の価格・値段について
丹頂の価格設定ですが数百円~数千円以上と幅が広く、やはり上で紹介したような飯田産というブランドの高頭丹頂などは価格が高いです。数百円の安い丹頂が悪いというわけではなく好みの問題ですから、自分好みの丹頂を見つけましょう。
丹頂という金魚の寿命
丹頂の寿命も琉金などと変わらず10年程度で（もちろんうまく飼育すればもっと延ばせると思いますが）フナ型の和金などと比べると小さいかもしれませんが大きさも15〜20cmまで成長します。
何度も琉金と同じようにといってますが、やはり丹頂も丈夫な金魚なので大事に育てて長生きさせてあげましょう。
丹頂という金魚を飼育してみよう！：まとめ
丹頂はその美しい姿と体色から一般的にとても人気の金魚です。飼育の仕方も琉金型の金魚と同じように飼育すれば良いのでとても飼いやすい金魚ともいえます。金魚飼育の入門種としても良いのではないでしょうか？金魚飼育初心者の皆様、最初の金魚選びに困ったら丹頂にしてみてはいかがでしょうか？きっと癒やされますよ＼(^o^)（私も飼育しています（笑））
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