金魚を飼育する容器といえば、水槽や金魚鉢、睡蓮鉢などを思い浮かべる方が多いと思いますが、金魚マニア、金魚のブリーダー、金魚愛好家になってくるとこのトロ舟(プラ舟)で飼育される方が増えてきます。もちろん、理由は理由はいろいろあるんですよ(^^)
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金魚の屋外飼育は大定番の飼育方法トロ舟(プラ舟)飼育とは
金魚の屋外飼育を始めようという方は、いろいろな飼育容器を検討されると思いますが最終的にトロ舟などに行き着くことが多いと思います。それはなぜでしょう?※トロ舟(プラ舟)とは左官屋さんなどがコンクリートを練るのに使ったりするあの緑色や水色の長方形で底の浅いプラスチック容器のことです。
なぜ、金魚のブリーダーやマニアもトロ舟(プラ舟)飼育をする人が多いのか、どんなメリットがあるの?
もちろん何の意味も無くトロ舟での飼育にたどり着くわけではありません。それではどんなメリットがあるのか考えてみましょう。
トロ舟(プラ舟)は安くて丈夫で手に入れやすい!
トロ舟は、その材質とシンプルな形状から扱いやすく主に左官屋さんなどに使われるものです。左官屋さんに使われるということもあり、安いのにとても丈夫です。金魚を飼育するのに簡単に水漏れしたり割れてしまっては困りますので飼育容器の強度としても価格としてもまさに金魚飼育にはうってつけです。
また、低価格で無駄が一切ない形をしているのでドリルで穴をあけたり気軽に改造することもできます。金魚のブリーダーさんたちはいろいろな手を加えてトロ舟を改造していることでしょう。
水深がある程度確保できて、水面が広いので酸素も溶け込みやすい!
トロ舟なら金魚が泳ぐのに十分な水深を確保できて、かつ広い水面の面積を得ることができます。これは、水中に酸素を溶け込ませるという意味でも大きく役立ち、自然に風が吹いたり水面が揺れることにより水中に酸素が溶け込んでくれます。もちろん、金魚の大きさや数次第でエアポンプでエアレーションをするかは迷うところかもしれませんが、水面の面積の割に水深の深い水槽などに比べると酸素の管理はしやすくなります。
シンプルに金魚の飼育に集中できる
水草などではなく単純に金魚の飼育やブリードのみを目的とした場合にも、十分トロ舟は役に立ちます。金魚の色を引き出しやすい色の容器に、水面が広く酸素も溶け込みやすく、金魚自体を鑑賞しやすいといったことから、まさに純粋に金魚の姿を観察するにはもってこいの飼育容器です。
好みで底床を入れて水草も楽しめる
上の項ではシンプルに金魚の飼育を楽しめると書きましたが、もちろん、底砂を入れて水草を茂らせ日本の池や川を再現するような飼育方法もできます。飼育面積が広い為に水面にホテイアオイを浮かべたりと飼育者の好みと想像力次第で素敵な飼育方法が再現できます。
水槽では飼育の難しいサイズの大型な金魚も飼育できる
これも大きな魅力で、屋内の大きな水槽で金魚を飼育しようとすると、高価価格な水槽と大掛かりな濾過器や水槽台などの設備に高額の投資が必要になります。屋外でのトロ舟しいくなら、屋内で同じような大きな金魚を飼育する場合に比べ格段に費用を抑えることができます。
長方形の為、設置スペースを効率良く使いやすい
トロ舟は長方形の為、効率的にスペースを使いやすいです。屋外で飼育するには、プラスチック製の小さな池を土中に埋め込んだりする方法もありますが、それはそれで保温性などのメリットもあるのですが、改造したり、掃除したり、水換えしたり、移動したりとなると全てにおいてプラ舟飼育より困難になります。
また、丸タライや大きな金魚鉢、睡蓮鉢などで屋外飼育する場合もあると思いますが、これらはトロ舟に比べると形が四角ではないためスペースの使用効率が悪く、水深もある為、(タライはないかもしれませんが)金魚の管理も難しく、コストもトロ舟と比べると高くなってしまうでしょう。
トロ舟で金魚を飼育する場合の注意点は?
ここまで散々いいところをあげてきましたがトロ舟での金魚飼育も完璧というわけでもありませんので注意点をあげてみます。
水深が浅くて飼育者から観賞しやすい反面、外敵に襲われやすくなる
水深が浅くて丈夫から見えやすいということは、外敵からも発見されやすい、目をつけられやすいともいえます。外敵でいうと都会なら猫やカラス、田舎ならタヌキやアライグマやイタチ、カラスに加え猛禽類と呼ばれる様々な鳥類から狙われやすくなります。
これらの外敵から金魚を守るとなるとネットなどをプラ舟にかぶせておく必要があります。特に、トロ舟・プラ舟で屋外飼育させるということは大きな金魚が多いと思いますし、ランチュウなどの泳ぎの遅くて、大きくて眼につきやすい金魚は外敵からすると捕まえやすい恰好の餌となってしまいますのでネットを張るなどして十分注意して下さい。
金魚の屋外飼育にはトロ舟(プラ舟)が最適:まとめ
金魚の飼育にトロ舟がいかに便利な飼育容器になるのかということを紹介してみました。理由は簡単な理由ばかりなんですが実際に金魚の飼育にこれ程ちょうどいい容器はあまりないのではないでしょうか。皆さんもトロ舟での金魚飼育に挑戦してみてはいかがですか(*^^*)