朱文金(シュブンキン)とは?キャリコ模様が美しい人気の金魚を飼育してみよう!

朱文金

朱文金(シュブンキン)という金魚を知っていますか?朱文金はとても人気の金魚で、現在では入手もしやすく、美しいのに丈夫で飼いやすい金魚です。

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朱文金(シュブンキン)という金魚の特徴

朱文金とは赤色、藍色、黒色の三色が入ったキャリコ模様の美しい品種の金魚です。明治時代に作られた金魚で、作出元となったのはキャリコ出目金とフナ尾の和金、緋ブナでこの三種をもとに作られました。同じような体型の金魚、コメットの三色版といったところです。

体型は和金型でフナの原型を色濃く残し、尾はコメットのような吹き流し尾をもっています。作出にフナが使われたことから、フナに近い体型を残し、とても丈夫で飼育しやすいといったことも特徴で長生きもさせやすいです。また、のびのびと飼育すると大きく成長しやすい金魚でもあります。
朱文金の鱗には鱗の形が見えない透明鱗と、普通の鱗の普通鱗が混在している為、モザイク透明鱗という呼ばれ方もされています。朱文金を選ぶ時のポイントとしては、朱文金は成長するにしたがって体色が濃くなっていく傾向をもっています。体の黒い部分も成長とともに増えていく傾向がありますので小さな当歳の朱文金などを選ぶ際は、将来どういった色柄の朱文金になるのか想像して購入してみるのもいいですね。

朱文金の写真

 

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朱文金は朱文錦?朱文金という名前の由来

朱文金の名前の由来は朱色(赤)に浅葱色(青)を基調にした鮮やかな錦のような金魚ということからきているということで、実は朱文錦と書くそうです。

朱文金から派生した金魚、ブリストル朱文金とは?

朱文金は、海を渡りイギリスのブリストル地方で改良され、ハート型の尾が特徴的なブリストル朱文金が作出されています。2002年には日本国内に初めて持ち込まれたと言われています。初のお披露目は非常にセンセーショナルなものだったようで、価格も高価だったようですが現在は多く市場に出回っています。市場に多く出回るにつれ、美しいハート型の尾が維持されず、崩れている個体も多いようです。

ブリストル朱文金はイギリスでの人気も高く、ブリストル朱文金の愛好会もあるほどです。ハート型の尾が愛らしく横見としても人気があり、イギリスではハート型の尾を鍛える為、育てるためにミミズを与えるということもあるそうです。

なお、ブリストル朱文金の特徴であるハート型の尾を鍛えるには小さめの水槽に強めの水流を発生させることにより、ブリストル朱文金が絶えず泳がせハート型の尾を美しい形に鍛えるのだそうです。個人的には強めの水流というのは???というところはありますが和金型の体型で泳ぎが得意な種類の金魚でもあるのでそれでいいのかもしれませんね。

ブリストル朱文金からさらに改良されて・・・

ブリストル朱文金からさらに別の品種の金魚も作出されていて、寿恵廣錦(スエヒロニシキ)や、もみじブリストルなど、さらに豪華で美しい品種も誕生しています。

朱文金を飼育する際の注意

朱文金のは丈夫で飼いやすい為、注意点があるとすれば、混泳などについてでしょうか。長物の金魚の為、当然ながら琉金やピンポンパールやランチュウなどの泳ぎの遅い丸手の金魚とはあまり相性はよくなく、混泳させるなら和金やコメットなどの長手の金魚と一緒にした方が良いでしょう。大きく成長すれば25~30センチぐらいにはなりますので大きい飼育水槽も必要になるかもしれませんね。

朱文金のおすすめポイント!シュブンキンはここがいい!(実際に飼育してみて個人的な意見)

朱文金は丈夫な品種で、初心者にも飼育しやすいため、軽く見られることがあります(特に販売価格面などでも)が、初心者向けでも今なおいろいろなところでみかけること(もちろん品評会でも)があります。

それほど、定番でもあり根強いファンがいる品種です。うちにも朱文金がいますが、一点もので自分の好みの柄から選んだ金魚はやはり愛着がわきます。琉金などと混泳させる場合は泳力の差などもありますので多少餌やりなどに注意する必要がでてきますが、それでもいいアクセントとして楽しませてくれます。自分の中では大好きな金魚です。

個人的に飼育していて思うことは、やはり丈夫だということです。やはり丸手の金魚に比べて長手、和金であるシュブンキンは泳ぎも上手なので餌とり競争でも負けることはありません。むしろ、シュブンキンが大きく育ちやすいというのは、泳ぎが上手くて餌を得やすいということもあるのではないでしょうか。私は、繁殖させようというつもりはありませんので、一点もののシュブンキンを好みの柄で選びました。もし、実際に色柄を選べる状況ならばより、自分だけのお気にいりの金魚になってくれると思いますよ(^^)

朱文金の寿命は?

朱文金はどのくらい生きるのか?朱文金の寿命は?というと正確なデータがあるわけではありませんが、朱文金は和金型の体型で大きさも30センチをこえ、普通の環境で飼育していれば20センチぐらいには成長する金魚の中でも強い種類なので、平均で5年~8年程、状態がよく飼育できていれば余裕で10年はこえます。さらにうまく飼育してあげれば20年程は飼育できる種の金魚です。飼育してみての自分の感想としてもやはり朱文金は丈夫だと思います。

朱文金の値段・価格は?朱文金はお得な金魚?

朱文金の値段は、丈夫で飼いやすく繁殖もし易いためか、低価格で販売されている事が多いです。ランチュウなどの高級金魚に比べると、一点ものでも二千円~三千円もだせばかなり選択肢があると思います。金魚一匹にそんな値段は、高いと思うかも知れませんが、下手をすると犬や猫よりも長い付き合いになるペットなので十分お得に楽しめるペットとも言えるでしょう。

ちなみに朱文金は見ようによっては小さな錦鯉のようにも見えますので水槽で錦鯉を飼うのは難しくても朱文金を飼うことでお安く錦鯉飼育のような気分を味わう事も出来ますよ。下記のような個体からいろいろな色柄の個体がいるので自分好みの一匹を見つけましょう!

まとめ

朱文金は美しく、丈夫で、長生きさせやすい初心者にもおすすめな品種と言えますね。ただ、長い寿命を全うさせるためには、なるべく大きな飼育容器でストレスなく育てる必要がありますので伸び伸びと育ててあげましょう。

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