金魚を水槽で飼育する場合の水槽選び、間違ってませんか?

金魚の混泳

金魚を水槽で飼育する時、どういった基準で水槽を決めていますか?初心者が金魚を飼育の飼育を始めようとした時、ひょっとしたら真っ先に考えるべき問題かも知れないのが水槽選びです。今回は屋内で水槽を飼育して金魚を飼育する場合に限定して、金魚を飼育するためにどういった水槽選びの考え方があるのかとういうのを紹介してみます。大きくなれば90センチ水槽以上のものやプラ舟、池などで飼育することになるかもしれませんが、まずは室内の水槽で飼育するということから考えてみます。

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金魚の種類・品種から考える水槽の選び方

飼育する金魚の種類や大きさで最初に選ぶ水槽もかなり変わってきます。金魚飼育に必要な水量の目安としては一匹当たり10リットルの水が必要と言われていますが、それでも大きさや特徴もそれぞれですので違った考え方もできるでしょう。それではどんな品種がどういった水槽が必要なのでしょうか。

和金やコメットや朱文金など、和金型の金魚の水槽

和金やコメット、朱文金、三州錦、六鱗など、和金型の金魚は丈夫で飼いやすく、大きく成長しやすいというのが特徴(単純に他の体型の金魚に比べても泳ぎが上手く、餌を得やすいというのも大きくなりやすい要因だとは思いますが)です。また、フナに近い体型をしていて泳ぎも上手です。したがって大きめの水槽でゆっくり飼育するのがよさそうですね。また、そこまで神経質にならずとも良いと思いますが和金型の金魚は泳ぎが俊敏なため、飛び出してしまうということも考えられます。そういったことから深い水深の水槽に蓋があったほうが良いでしょう。


琉金や出目金や玉サバなど、琉金型の金魚の水槽

琉金型の金魚には、琉金玉サバ出目金、蝶尾、土佐金などの品種がありますのが、これらの琉金型の金魚は体が丸く尾鰭が長いのが特徴です。玉サバなどの吹き流し尾の泳ぎの上手な品種もいますが、ほとんどの種類は和金型ほど泳ぎが上手なものは多くありません。そのため、飛び出しの危険も和金型ほど多くありません。このタイプの金魚も体は大きくなりますので大きく育てたい場合はゆったりとした数でやはり大きな水槽を用意するべきでしょう。


ランチュウや江戸錦、桜錦など、ランチュウ型の金魚の水槽

ランチュウ型の金魚には、ランチュウ、江戸錦、桜錦、花房、南京などの種類がいます。この種の金魚は泳ぎもゆったりとしていて、観賞方法も上見が中心のものが多いです。もともと広い池で飼育・繁殖されるような品種でもあり、背びれもないため、水流も苦手です。

水深よりも広さを重視して強い水流がおきないような大きな水槽・環境で飼育したほうがいいでしょう。大きなランチュウになると60センチ水槽でもストレスをかけてしまう可能性もありますので、やはり大きくなるとプラ舟や90センチ以上の水槽での飼育のほうがおすすめになります。

オランダ獅子頭や、東錦などオランダ獅子頭型の金魚の水槽

この種類の金魚にはオランダ獅子頭、東錦、丹頂、青文魚などがいます。このタイプには琉金型の金魚よりも長めの胴体に、三尾や四尾などの美しい尾びれをもっています。この種類の金魚も和金型ほど飛び出しに気を付ける必要もなく横から見ても綺麗な品種ですので、琉金型の金魚と同じような考え方で水槽選びをしてみるといいのではないでしょうか。

金魚の体のサイズから飼育する水槽の大きさを選んでみる

いくら品種別に考えてもサイズによって飼育できる数も変わってきますので下記の表も目安にしてみてください。

金魚水槽の選び方

30センチ水槽45センチ水槽60センチ水槽のおすすめを紹介した記事です。

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金魚の水槽はガラス水槽にしますか?アクリル水槽にしますか?

アクリル水槽とガラス水槽ではその特徴も価格も違ってきます。価格面でいえば60cm水槽の場合はアクリル水槽よりガラス水槽のほうが安く、120cmを越えるの大型水槽になるとガラス水槽より、アクリル水槽のほうが安くなる傾向にあります。

ガラス水槽の特徴~メリットとデメリット~

ガラス水槽の特徴であり大きなメリットは、傷がつきにくく、経年変化による透明度の劣化が少ないということです。逆にガラス水槽のデメリットとはというと強い衝撃で割れやすい、アクリル水槽に対して重量が重いといったことです。

アクリル水槽の特徴~メリットとデメリット~

アクリル水槽のメリットは衝撃に強くガラス水槽に比べて軽いということです。硬度が低く、加工もしやすいということもメリットでしょう。デメリットはというとまさにメリットの逆になるのですが、硬度が低いため、掃除などでも小傷が入りやすく、紫外線や温度変化により透明度も劣化しやすいということです。

金魚におすすめの水槽の紹介

それでは簡単にはなりますが金魚飼育におすすめの水槽を紹介しておきます。(水槽選びは人それぞれの好みが大きいので、くれぐれも参考程度にしてください)

金魚水槽の大きさ 90センチ水槽~

金魚を飼育する際、かなり大きなサイズの金魚まで対応できるのが90センチ水槽です。水量が多いため水温、水質が安定しやすく金魚の飼育が容易になり、メンテナンスの回数も減らせます。ただし重量がかなり重くなりますので場合によっては床の補強などが必要になります。予算はかさみますが金魚の為にはよい選択といえます。

金魚をなるべく大きく育てたい場合なども大きな水槽でストレスなく飼育するほうが良いです。

▼90センチ水槽なら、物理濾過が強力な上部フィルター(フィルターから出る音は大きめなのでそこ嫌な方は外部フィルター+αがいいかも)がおすすめ。それに生物ろ過がメインの外部フィルターを補助に追加したりという組み合わせもいいかも!?この水槽はかなりお買い得セットですね!

金魚水槽の大きさ 60センチ水槽

金魚水槽には一般的なサイズではないでしょうか。大きいとも思えますがそれだけ、水質も安定しやすくなりますので初心者でもおすすめのサイズです。重量もそれなりになりますので置き場所には注意しましょう。

好みにもよりますが金魚の飼育自体とメンテナンスの容易さから、このぐらいのサイズの水槽なら過密飼育をしすぎない限り長期飼育にも十分な大きさといえます。。

金魚水槽の大きさ 45センチ水槽

初心者によく選ばれる水槽のサイズだと思いますが、金魚は大きくなる魚ですので、45センチ水槽だと金魚が大きくなるとすぐに狭くなるかもしれません。最初の水槽にはいいかもしれませんが、後々、水槽を大きくする必要がでてくる可能性が高いです。金魚の飼育を始めやすいサイズでもありますがずっと長期的な金魚飼育には少し小さいと思えるようになるかもしれません。

金魚水槽の大きさ 30センチ以下の水槽や変形サイズの水槽

もちろん、そのほかの小さなサイズの水槽もまだまだありますが、水を汚しやすい金魚の本格的な飼育に使用するのは困難ともいえます。小さな金魚や小さくて泳ぎのゆったりしたピンポンパールなどの飼育のみの飼育なら使えますし、きちんとこまめに手間をかけてあげられる人なら小さな水槽で飼育するのもいいでしょう。

ただし、濾過力を高める為に、外掛け濾過など強力なものにすると、水槽内の水流が強くなりすぎる場合があり、大袈裟に言うと洗濯機のようになってしまいます。そうなると和金のような長手の金魚はともかく、琉金やランチュウ、ピンポンパールのような丸手の泳ぎが苦手な金魚には非常にストレスがかかる環境になりますので注意してください。

外掛けフィルターを使う場合は、泳ぎの苦手な種類の金魚達が水流に負けて流されていないか、泳ぎっぱなしになっていないかよく注意してください。
水流が強すぎるために、金魚が死んでしまうというのは少なくない話です。

まとめ

金魚の水槽選びは最初にすごく頭を悩ませるところかもしれませんが、安いからといって小さな水槽から金魚飼育を始めると、逆に飼育が難しくなってしまう場合もあります。できる限り大きな水槽・水量で飼育する方が金魚の為にもなりますし、飼育者のメンテナンスも楽になる場合もありますのでじっくり考えて水槽を選びましょう。

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